2008-01-09

飲酒運転をしないように!  NO 2088


 銭湯でいつもの友人と会い、体重比べ。正直に言うと昨夜の計測では新記録を達成、今日は昼食と夕食に蕎麦オンリーという食事制限、お陰で1キロ半の減量となっていた。

 銭湯へ行くのには幾つか目的があり、第一は、温まって血流をよくすること。第二は、湯の中で運動をすること。そして第三は、湯船の中で反り返って姿勢をよくすることである。

 齢を重ねると背が丸くなる傾向があるし、発声という観点からも姿勢は重要であり昔からずっと続けてきた歴史がある。

 今日の葬儀で<ドキッ!>とした出来事があった。お寺様が退出されてからの「献奏」の時間帯だったが、女性スタッフの一人が会葬者席に呼ばれ、通路に座って何か話し込んで対応をしている。

<何かミスが!?>と一瞬凍りつくような心境になって成り行きに注目をしていた。

 やがて喪主様の素晴らしい内容のご謝辞があり、少しだけフォローさせていただき、お別れの準備に皆様をロビーや別室にご案内申し上げた際に彼女が私のところへやって来た。

「何か、問題が?」と確認すると、「いいえ、素晴らしい葬儀だったと伝えておいて欲しいとおっしゃられていました」とのことで安堵。その方は、ご親戚の方に関係される会社の社長さんで、会社関係の代表焼香のトップに出られた方だった。

 開式前、故人の愛された音楽の手配で大変な苦労があった。それこそオールウェイズの曲で、私の蒐集しているレコードにはあるが、残念ながらCDにはなく、スタッフの一人に購入に走らせていたのだが、2軒の音楽ショップが休日。そこで遠方まで車で走ってきたそうだった。

 そんな事情で所定の式次第ではなく、ご導師がご退出されてから献奏タイムと変更したのだが、私自身も久し振りに耳にする曲で、12曲収録されている中で半分ぐらいの曲を知っており、選曲についてはワンコーラスの途中でフェードアウトして問題なく消灯の音楽へと変更した。

 さて、福岡の幼い3人の子供も亡くなった交通事故の判決が出た。25年の休憩で7年半の懲役ということだったが、多くの方々が釈然としない意見をお持ちのようで、ニュースを観られていた方々が「おかしいぞ!」と、強い口調で怒っておられた人もいた。

 様々な事件の被害者の葬儀を担当してきた体験があり、交通事故のケースも何度も進行に携わったこともあるが、酒を飲んで運転をする行為は、それこそ人間の愚かさを物語る顕著な問題のような気がする。

  これまで、酒を飲んで運転をする人には何度も嫌われ役として諌めてきた歴史もあるが、その際に悲しい葬儀で体験した話題を持ち出すと誰もが真剣に聴くよう になり、それで乗るようだったら「付き合わない」「運転者の前に人間失格」というようなかなり厳しい言葉を出すこともある。

 全国で飲酒運転を原因とする死亡事故が毎日一件以上発生しているそうだが、私が疑問を感じるのは「飲酒運転は確信犯」であり、業務上過失という問題ではないだろうということだ。

 社会に交通刑務所も存在するが、飲酒事故に関しては、人身が絡まなくとも一般の刑務所で懲役に処するべきと考えたい。

 ある犯罪心理学の専門家が言ったことに<なるほど!>と思った。

「加害者が後悔するのは、事故を起こしたことそのものではなく、刑務所に収監されるからであり、その時点では被害者に申し訳ないという心理がかなり薄くなっているのが現実。それらは繰り返される裁判の中でそのように変化してしまうものだ」

 この独り言に、それこそ嫌というほど書いてきたことだが、「被害者になるな!」「加害者になるな!」が素朴で重要なこと。どうか、飲酒運転だけはしないように願いたいものです。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net