2008-10-02

お気の毒な出来事  NO 2281


 さて、真向かいの銭湯が定休日、そこで自宅のバスルームを久し振りに使ったが、やはり銭湯のようなゆったりとしたリラクゼーションは無理だった。

 昨号で薬のことを書いたが、今日の「クローズアップ現代」で高齢者が服用する薬の副作用が採り上げられていた。

 次々に開発される医薬品だが、情報把握については医師や薬剤師にも限界があるようで、深刻な副作用という問題が表面化してきたようだ。

 頭痛を伴う、発疹することも、口内炎が、なんて副作用もあるが、昨号で触れた「飲み合わせ」によって昏睡状態になったり、想像もしなかった容態に陥ることもあるから恐ろしいことである。

 2年ほど前から「60?肩」みたいに痛みが出てきた私の左肩と上腕部だが、医師の診断から処方された鎮痛剤の副作用には驚かされた。朝方に決まったように悪夢に苛まれるからで、それが「やはり出ましたか。副作用です」と仰った医師の言葉に衝撃を感じた。

 夢とは不思議なもの。最近に印象に残ったこと、テレビで見た光景、気掛かりことなどがイマジネーションとして勝手に物語化されて迫って来る情景というようなもので、恐怖に慄く強烈なものから、ゴルフのOBや50センチのパットを外したところで目覚めた時も体験した。

 これまでの人生で幸運だったのは、臆病な性格から身体に少しでも「?」を感じたらすぐに医師の診察を受けてきたこと。将来に予想される病気を35歳頃に指摘され、定期的に検診を受けた中、CT、MRなども何度か体験、年に3回は血液検査ということも続けてきた。

 それによって「ラッキー!」というように発見された病も手術入院で解決、今は体型がトトロにならないように気をつけている。

  葬儀という仕事の中で確信したことは、病気と寿命が異なるということ。長い闘病生活やご急逝もあるが、ご遺族から故人の人生や晩節を過ごされた日々のこと を拝聴すると、それが絶対に間違いないことを学んだ。そこから、寿命を長らえる一方に病気以外の事故や事件の被害者ならないようにということにも気付く。

今日未明に大阪で起きた15人の犠牲者が出た火災のように、誰もが何時、何処で被害に遭遇するかもしれず、今、存在している自身の幸運を振り返り、「人生とは被害者になるな、加害者になるな」の口癖を再確認した。

  あの火災現場から我が家まで、タクシーの深夜料金で2000円ぐらいの距離。その金額で宿泊可能な施設のようで、遠方の方や終電に乗り遅れた人達も多くお られたかもしれず、本当に災難の極み。経営者側がもっと臆病だったら犠牲者が少なかったと考えられ、犠牲者の方々に手を合わす。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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