2009-01-27

目覚め?  NO 2352


 不思議と自然に目が覚めた。外のガラス窓が暗く、まだ未明のよう。枕元の電気スタンドを灯して時間を確かめてみると、午前5時を少し回った暁方というところ。もう眠れないみたいで、この「独り言」を打ち込むことに。

 こんなに早い目覚めは不思議なこと。年に数回行っていたゴルフの時でさえ午前6時でも早いぐらい。何かの虫の知らせかもしれないが、「知らせ」よりも「吉報」の「報せ」というものであることを願ってしまう。

 あちこちで猛威を振るい始めたインフルエンザ、関東に在住する孫の小学校でも数日間の閉鎖になったと聞いた。

  今冬の初めに加湿器をあちこちにセッティングした弊社の葬祭式場、ご弔問やご会葬にこられた方々が、加湿器の前で噴出す白煙みたいな蒸気を吸い込まれる光 景が本館、西館の療法で見られるし、壁に掲げたインフルエンザ対応への取り組み案内をご覧になられ、「そうなんだ!」という雰囲気で頷かれるお方も少なく ないようだ。

 昨夜の御通夜、享年98歳のご尊寿のお方。喪主様のご謝辞で、念願であられた「万里の長城」へお孫さん達と90歳を過ぎてから行かれたと伺ってびっくり、その時に撮影されたお写真がご遺影として祭壇に飾られていた。

 司会は女性司会者が担当、十数年前にご伴侶のご葬儀を担当申し上げたご仏縁もあり、今日の進行は私が担当し、ナレーションを女性司会者という形式で進めようと考えている。

 昨日の産経新聞朝刊の記事に興味深く目に留まったものがあった。それは、過日のオバマ新大統領の演説の中の一説で、「キリスト教、イスラム教、ヒンズー教と無神論者達の国」
という発言に、どうして「仏教」が抜けていたのかという問題であった。

  これまでに何度か書いたが、仏教の素晴らしいのは「奪い合い」ではなく「与え合い」の教え。それは、現在の殺伐とした国際社会にあって説得力のあるキー ワードでもあり、聖戦だと言って爆弾と共に自爆することを奨励する宗教とは異質とも言えるだろうし、オバマ氏にそのことを引用して欲しいと思った仏教関係 者が多く存在されたと拝察する。

寒風吹きすさぶ厳寒の季節、そこに不況風まで吹き荒れて困窮に陥る方々が増えている。製造中心の大企業が 自社防御となれば、第一に弱者のカットという悲劇につながるのだろうが、トップとして胡坐を掻かず、いつも正座の姿勢で経営に携わって欲しいもの。「人」 は「者」であり「物」でないことを忘れないで欲しいものではないか。

 一方で、そんな社会不況の煽りを受けて、歯科医師の世界にも厳しい現実が見られるとのこと。4人に1人が年収300万円以下の状況にあるそうで、ちょっとぐらいの痛みを「耐え」る患者達が、通院を「絶え」させている背景が顕著のようだ。

  さて、一昨日、久し振りに自転車に乗った。母が入院している病院までずっと歩いていたのを、時間のこともあって考えたのだが、タイヤの空気が少ない状態で 重くて大変な労力を強いられたと同時に、脚力にあって歩くことと漕ぐことの違いを改めて再認識する体験となり、春を迎える前に自転車での筋力アップにも取 り組もうと考えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net