2009-02-03

介護ランク?  NO 2357


 一昨日の未明、不慮の事故によるご不幸のお電話にびっくり、屋内の生活スペースの日常の中で発生する危険性について学ぶことになった。

 齢を重ねると目や足が弱ってきていることを実感するが、予想もしなかったところで躓くことが多くなったので気をつけたいものだ。

  昨日、入院する母の介護に関する調査があり、役所から依頼を受けた女性の担当者が病室にやって来られた。我々家族への質問もあったが、大半は本人に対する もの。認知症の検査もあり「今、季節は?」「今、何月」「誕生日は?」なんて聞かれ、思わず笑ってしまうやりとりもあった。

 調査による介護ランクの決定は2週間後ということだったが、耳が遠いので会話が大変。そのために他の患者さんに迷惑を掛けるので個室に入っており、いつも扉を閉めて会話を行うようにしている。

 その個室だが大変な部屋。付随する別室があるのだが、浴室とトイレの入り口扉のノブは針金で固定され「使用禁止」の張り紙が。また、厨房設備などを置くところも何も片付けられ、炊事場にある水道さえ「洩れますの使用しないでください」とあった。

 付き添いする人が寝ることの出来るスペースもあり一畳だけの畳が敷かれているが、これが茶色に変色した状態でとても寝られる代物ではない。

  関東に在住する姉がしばらく付き添っていたが、旦那が入院した際の個室がもっと低料金でホテルみたいだったと驚いていたが、帰京する前に「弟から『言う な』と言われていますが、水道だけでも何とかなりませんか?」と事務所の方に頼んだら、部屋に確認に来た担当者が「知りませんでした。すぐに手配して修理 します」との返事。その2日後に水道工事の人が直してくれたが、随分と長く放置したままだったようで鉄管の錆みたいな物が出てくるので問題だ。

  24時間、ずっと付き添っているわけではなく、家族がいない時に「いじめられては?」なんて失礼な憶測を抱き、「言うな」と伝えていたのに約束を破ってし まった姉。結果として、「修理して直った日まで、一日の部屋代を4000円引きにします」との申し出があったが、バスとトイレはそのままダメという状況 だ。

 さて、テーブルの上に「骨粗鬆症」に関する検査結果の書類があった。一般的な若い年齢に比較すれば60~70パーセントだったが、 本人年齢の比較数字には脊柱102、大腿骨107パーセントというのだから驚き。いつも手押し車で歩いていたことを裏付ける数値で、日頃の歩行運動の重要 性を再認識した。

 新聞や週刊誌を読んでいたら、ある文字に目が留まった。一般的によく使用される「衣食住」という3文字の言葉だが、そ れを時代の流れの中で変化する社会環境から「医職住」にするべきでは?とか、犯罪に巻き込まれる危険性が高くなっているところから「医職銃」になるので は?とも提起されていた。

 母の骨折入院から介護について様々なことを教えられたが、我々団塊世代がこの年代を迎えることになったらどうなるのだろうと不安に襲われ、年金破綻だけではなく「介護老人難民」という言葉が社会の悲劇となるパーセンテージがどうも高いような気がする最近である。

 少し早めに銭湯「南生野温泉」へ行った。浴室の中でお会いした人物は最近の常連さんになったよう。ずっと昔からの交流もあるが、その方のファミリーで製作される特殊なものは日本でも限られた世界で、我が生野区に在する誇りある企業のひとつである。

 手作りの模型と言っても理解し難いだろうが、政府や各省庁が外国の賓客に対してプレゼントする模型などを受注され、戦艦大和、宗谷、新幹線などを金属で肌理細やかに製作されているのである。

 ある時、納入先である政府からの入金を見せて貰って驚いたことがあった。日本銀行券と言えば現金だが、そうではなく、何と日本銀行発行の小切手だったからだ。

 先代さんのご葬儀を担当した歴史もあるし、今、その方のご友人の事前相談も受けているので気になっており、私のスケジュールが重ならないことだけを願っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net