2008-08-24

情報社会の中で?  NO 2256


 数日前から近所の整骨院のお世話になり、今日も先生の施術で首の矯正を受けてきた。

 前回に行った際のことだが、帰り際の支払いの時に「ご紹介の御礼です」とプレゼントを貰い、思い当たることもなく不思議に思っていたら名前を言われてびっくり、それは、女性社員で、今日も先生からその社員のことが話題に出てきた。

 最近、近くに整骨院が次々にオープンし、我が家から200メートル以内に20軒ぐらいも存在しているので驚きだが、患者さんは高齢の人ばかりでなく若い人達が増えているようである。

 受付に指名を書き込むプリントが置かれてあるが、30名程度の枠があるところから誰か知人が来ているかは一目瞭然。また、ベッドで施術を受けている際にも来院された患者さんの名前が「****さんです」と大きな声で聞こえるので<いいのかな?>との思いも。

  個人情報という観点を考えてみれば、大病院の各棟の待合コーナーにも問題があるような気がする。入院したことのある赤十字病院の外来受付窓口もそうで、内 科、外科、循環器などが分かれており、100人ぐらいが座れる各待合コーナーにいるだけで受診する科が察知されてしまうこともあるわけだ。

 眼科や歯科など街に在する医院にも現実問題が山積みのようで、待合室にいると、先生と患者さんの会話が自然に聞こえてくるところも少なくないという経験を誰もがされている筈である。

 プライベートやプライバシーという言葉が日常に飛び交うようになってから随分と月日が流れたが、個人情報となればまだまだ歴史は浅く、ちょっとした心遣いで印象が異なることだけは知っておきたいものだ。

 それらは我々の仕事にあっても同じで、「事前相談、ご遠慮なく」なんて言葉は禁句的レベルと考え、「仏事のご相談・・」なんてフレーズの方が入り易いということになるだろう。

 各家庭の書棚の中に「冠婚葬祭」というタイトルの書物は置けるが、「葬儀の知識」「葬儀のマナー」「お葬式百科」なんて本があれば、特に高齢者のおられる場合には抵抗が生じる筈で、そんな情報を得るのにネットの登場は何よりと言えるだろう。

 そんなネット社会にも問題が多く、ニセモノの蔓延る中国ではないが「騙し」の情報発信や甘い「誘惑」が山ほど存在し、葬儀に関しては「二重の悲しみ」というダブルパンチに見舞われる被害者も少なくないので気をつけたいもの。

 我が業界は「非日常的」な出来事から他業界に比較して30年程度の遅れがあり、悪質業者が暗躍する環境があると断言するところである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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