2013-06-11

思います?  NO 3307


 夕方のニュース、担当アナが冒頭に「台風の情報からお伝えしたいと思います」とコメントしたが、思わず「あなたが思ってどうするの?」「決まっていたことでしょう」と突っ込みたくなった。

 現役のアナウンサーでこんな言葉を発していたら羞恥のレベル。言葉に厳しかった昔のアナウンサーの方々が懐かしい。

 言葉と言えば、国連で発言して物議を醸した日本人大使のことが話題になっていた。「人権人道」を担当する立場なのに、気に入らない質問をされたみたいで「シャラップ」という汚い言葉で遮ったものだが、これも我が大阪の市長と同じで世界に恥を晒した失言だろう。

 その市長が訪米を取り止めた背景に、サンフランシスコ市から送信されて来たメールの内容の厳しい言葉があったみたいで、誰も歓迎しないし警備などで大変な経費が発生するので迷惑のような文章がニュースで紹介されていた。

 今日も「維新の会」に所属する市会議員の脱会の報道もあったし、大阪府内の市長会代表が一連のオスプレイ問題に関して違和感を抱くと抗議されていたニュースも流れ、やることなすこと全てが裏目に出るシナリオに「弱り目に祟り目」という言葉を思い出してしまった。

 そんな中、大阪府知事と教育長の訪米の模様が報道されていたが、常識あるプロデューサーなら間違いなく取り止めさせていただろうと考えるし、「恥の上塗り」だけはならないように願いたい。

数日前に「幸せ列車」に書いた国際空港の「祈祷室」の存在や、イスラム系航空会社の飛行機の客席ナビに祈りの対象となる「聖地」の方向を示す矢印の存在があると書いたことに予想外の反響があり、沢山のメールを頂戴したので恐縮している。

  宗教に関する戒律とは厳しいもの。最近の話題になっていることで正統ユダヤ教のコーヘンがある。古代イスラエル時代に世襲となっていた司祭の子孫が厳しい 戒律を守っているらしいが、死んだ人に近付いたり墓地の上を飛んだら汚れると恐れ、飛行機に搭乗するとビニール袋に包まれているのだからびっくりである。

 信仰とは他人の箴言なんて入らないのは当たり前。誰が考えても信じられない世界に入ってしまうと出られなくなることも現実。輸血拒否のエホバの証人や集団結婚で話題を呼んだ統一教会も頑なに教義を順守している。

 上述の航空機内での映像が公開されていたが、緊急時の酸素や救命衣はどうなるのだろうと心配するし、機内でその姿を目にした人達の驚きを想像してしまう。

  さて、親戚がベトナム航空を利用してタイ旅行から帰国した。往復の飛行機が信じられないぐらい揺れたそうで「ベトナム航空には乗らない」と言っていたが、 それは航空会社の問題ではなく気流という天候が悪かったからだ。こんなことで風評が流れたら大変で、人の世の怖さを感じた出来事でもあった。

久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net