2013-07-17

タイガースと伊勢  NO 3340


 友人達に阪神タイガースのファンが多い。オールスター戦の前にジャイアンツと戦う甲子園球場は満員のようだが、恒例の「風船飛ばし」も昨日は相手側の攻撃中に始めたファンもあり、あまりにも不甲斐ない思いからの行動だったようだ。

  親が大ファンなら子供もというのが当たり前だが、そんな友人家族の中で奥さんが嘆いていることもある。それは、タイガースが負けた結果に生じる不機嫌な態 度で、その姿を見たくないからつい応援してしまうと秘められた思いを聞かされたこともあったが、今日は勝利したので機嫌がよいと想像する。

 5月に本館でキダタロー氏の講演が行われたが、お話の中にタイガースの話題も多かったようで、参加された中でタイガースファンだった方々が喜んでおられた話も耳にした。

  大阪人にタイガースファンが多いのは誰もが知る既成の事実だが、阪急グループの中に入ってしまったことに抵抗感を抱かれている人も少なくないのである。村 上ファンドで問題になった事件でそうなったのだが、大阪人が村上氏に対する嫌悪感は想像以上のもので、ファンド事件がなければ生粋の阪神なのにという思い があるようだ。

昨日の「幸せ列車」のコラムで戦前の阪神タイガースで活躍された「西村幸生氏」のことについて触れ、氏の実家が伊勢神宮の 外宮の前にある「うなぎ店」だと紹介したが、巨人軍の偉大な投手として語り継がれている「沢村栄治氏」と同郷であり、お二人とも戦死されたという歴史も衝 撃で、もしも戦争が勃発していなければお二人とも偉業となる記録を残されただろうと想像する。

 沢村氏の銅像はご出身校である京都の高校にも存在しているが、伊勢神宮の近くにある倉田山公園球場の入り口にはお二人の銅像があるので、式年遷宮で伊勢神宮を参拝された際にでもお立ち寄りになってはと紹介申し上げる。

 伊勢神宮を訪れる人が増えているそうである。近鉄が走らせた観光特急「しまかぜ」の人気が相変わらず高く、個人的な旅行では中々指定券が入手出来ないようだが、次回に参拝する時には何とか予約してから行こうと考えている。

 神宮の警衛のトップに就任していたのは奇しくも私の幼馴染みだったが、今はもう退職している年齢になっている。実家は知っているが、彼が生活している場所は知らないので、関係者に確認し、互いが存命中に再会して懐かしい昔話をしたいと思っている。

 伊勢神宮に参拝した人の全てが立ち寄るのが「お祓い通り」と「おかげ横丁」だが、内宮の鳥居のすぐ側にある「赤福」で名物を食べられる人も多く、何時行っても賑わいを見せている。

「お祓い通り」を歩いていると、魚を焼く香りが漂って来るのも旅の思い出の一つ。伊勢の魚の「一夜干し」を販売している店が軒先で焼いているもので、中は買い物客で溢れているほど人気が高い。

「お祓い通り」の中で静かな佇まいのところがある。中が見えるのでそこが何かはすぐに理解出来るが、表の看板には「囲碁クラブ」とあった。
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