2013-07-03

荒れ模様  NO 3327


  東名阪道で走行中のバスの運転手に異変というニュースがあった。時速80キロぐらいで運転されていた人物が動脈瘤乖離で急逝されたという出来事だが、異変 に気付かれた女性の乗客が二人でハンドルを操作、男性の乗客が手でブレーキペダルを押さえて停車。乗客に負傷者がなかったというハプニング的な出来事だ が、人の運命とは本当に分からないものである。

 東京駅を発車する夜間の高速バスが80本ぐらいあるそうだが、中には東名高速道路でエンジン火災が発生した過去もあり、交通機関の利用は運命を託しているということにもなる。

  飛行機の利用や新幹線も考えてみれば高速だけに恐ろしいもの。これまでに自分が事故に巻き込まれなかったからこんな「駄文の列記」が出来るのだが、私が飛 行機を敬遠するのはもしもエンジン不調が発生したら後悔を生じるからで、「プロは反省する範囲内でのミスは許されるが、後悔することは絶対にやらかすな」 という哲学があるからだ。

 いつも紹介している「幸せ列車」の管理人さんは、高知空港で起きた全日空機の胴体着陸したボンバル機に搭乗さ れていたお一人であり、その時の体験談を語ってくださったが、消火剤が撒かれて真っ白になった滑走路に着陸し、出なかった前輪を原因として機体が最後に地 面に着地した際に火花が出ていたニュース映像を目にして驚いたが、無事に止まった時には乗客から一斉に拍手が起きたと仰っていた。

 長距離バスに関しては停留所のないツアーバス会社の便が問題になり、約8割が撤退したり減便となるそうだが、それで安全性が高まることは結構としても、冒頭の運転手さんの急な疾患発病まで考えると、それこそ「運否天賦」の言葉の世界である。

 九州で大雨が降り、愛媛県の松山では台風並みの強風が吹いたニュースがあり、我が大阪も夕方前にかなり強いと突風と雷雨があったが、我が家の猫は飼い主と同じで怖がりで、雷鳴があるとすぐにソファーの下に潜り込んでしまう。

 明日は参院選の公示日だが、年金、原発、拉致問題から中国の異常な挑発行動など、問題が山積する現実の中、候補者達が何を訴えるのかを見守りたいが、本質を見抜く有権者の賢者たる判断が重要である。

  人を判断する場合に「品位」が問題視されることもある。品位とは「素養」「品格」「教養」が成すものと言われているが、まずは言葉遣いの悪い人物は落第で ある。「武士道」とは「富貴」「名声」よりも「名誉」と言う言葉もあるが、その優先順位を間違えるような候補者も失格である。ふと「仁愛」という言葉を思 い出した。上の者が下の者に与える慈しみを表す意味だが、下の者を踏み台にして自分の利益を追求する政治家だけは選びたくないものだ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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