2013-06-20

続く問題  NO 3316


 あちこちで豪雨の被害が発生している。台風も近付いているのでしばらくは続きそう。「幸せ列車」のコラムには過去に九州で体験した信じられないほどの豪雨について書いたが、宿泊していたホテルからの脱出が30分遅かったら、そこで待機を余儀なくされたほどの豪雨だった。

 昨日の号で政治家の失言問題について触れたが、今日のニュースでは維新の会の「片山政調会長」が、石原氏と橋下氏の強烈な個性で成り立つ政党なので、橋下氏が辞任する必要はないと発言され、党内部の松野議員も同様の姿勢を見せられていた。

 石原氏の発言から都議選の候補者や党内の議員に「お騒がせ」に対するお詫びのメールを送信されたそうだが、石原氏が求める社会に対する謝罪は頑なに固持しているようで、一部では石原氏の責任逃れの行動との憶測も流れている。

 どちらにしても都議選だけでなく参院選の苦戦も予想されている。なんでこんなことになってしまったのか勿体ない思いも感じてしまう。

 高市政調会長が「撤回」「謝罪」した次の日に「全員野球です」とにこにこしながら原発再稼働に関する発言をしていた。この人物の性格はどうなっているのだろうかと疑問に思うし、辞職しなければならない重い失言であったことを理解するべきと伝えたい。

 プロゴルフの今日の結果をニュースで見たら、同じ組でラウンドしていた石川選手と松山選手の明暗がはっきりと分かれた。松山選手が2位なのに、石川選手が最下位となっていた。

 松山選手は常にマイペースで周囲に動じることがないような感じ。一方の石川選手はちょっとしたことで影響を受けてしまうようだ。このままでは終わらないと期待しながら明日の健闘を祈っている。

 イギリスのコンサルティング・格付け組織として知られるスカイトラックス社から、「全日空」が「五つ星」の評価を受け、「おもてなしの心が伝わった」と喜んでいたニュースがあった。

 これまでずっと「4つ星」が続いていたが、これで最高ランクに評価されたということになる。カウンターのスタッフの対応から機内食に至るまでチェックされているそうだが、日本の航空会社が選ばれたのだから悪くない話題である。

 昔、我が業界に対して「格付け」をする申込書が送付されて来た出来事があった。調べてみると何処かの大学の教授や知らないコンサルタントが金儲けを目的として発想したもの。ランクを受けた同業者に確認すると申込金を振り込んだらすぐに認証されたそうだ。

 葬儀の世界に於けるご遺族の悲しみの理解や司会の重要性なんて一切考えていない事実。それを見てこんな連中が何を格付けするのだと怒りを覚えたが、格付けを受けた業者達がそのことをパンフやHPに表記していたのでびっくりした。

  さて、我が大阪の橋下市長のこれまでの発言で、最も疑問に感じていたことは、自分の都合が悪くなったら数字を出し「民意」という言葉で対応するのに、都合 が悪いケースでは少数意見だから「民意ではない」と否定すること。旗色が悪いと判断すると、その場限りで逃避するような対応となる。

 随 分前にも書いたが、一連の慰安婦問題の失言は、弱い女性や子供に被害が及ぶので「戦争はいけない」と結んでいたら問題にはなっていなかっただろう。そんな アドバイスをする人物が周囲に存在しなかったことは残念で寂しいこと。そこに謙虚さの欠如と若さがあったように感じてしまう。

 このままでは「過去の人物」となってしまう。石川選手と同じように、起死回生の意識改革の必要に迫られているように思っている。
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