2013-06-27

こんなことも  NO 3320


 シーンの「会長のコラム」では俳句と辞世の句について触れ、「幸せ列車」のコラムでは「お大師さん」の日について書いた。

 昨日のシャープの株主総会のニュース映像の中に、株主へのインタビューに登場された人物にびっくり。過去にご両親のお葬式を担当させていただいたご仏縁があり、無力な立場ながら、シャープの業績が上昇することを願ってしまった。

  遠い昔、そんなシャープの本社を訪れたことがあった。私の尊敬している人物と当時のシャープの専務さんと深い交流があり、ずっと温めてきたアイデアに対す るアドバイスを求めて技術担当の役員さんに面会させていただいたものだが、そのアイデアが面白いのでシャープで製品企画をということに進展しながら、共同 利権者の行動から結果として他社で開発されることになってしまい、心から申し訳ない思い出となっている。

 その後、ある大規模な祝賀会のプロデュースと司会を担当させていただいた際、その専務さんがご来賓としてご臨席、誰もが知る同業他社の社長さんとお二人で祝辞をされたので印象に残っている。

 葬儀屋である私が祝賀会のプロデュースに司会を?と疑問を抱かれる方もおられるだろうが、叙勲や褒章の祝賀会も多く担当させていただいたし、宗教者関係の仏前結婚式や披露宴も少なくなかった。

 叙勲や褒章の祝賀会では、第一部を式典として厳粛に「儀式」として執り行うので出席者が驚かれたことも多く、そのご体感から別の方の祝賀会につながったことも数多くあった。

 第一部と第二部をはっきりと区分けするのが私の哲学。それは無宗教形式による「偲ぶ会」や「お別れの会」でも活かされ、北海道から九州まで、全国各地から招聘された歴史もある。

 それらはオリジナルな世界で、「奉儀」という独特の発想も生まれて全国で流行するに至ったが、「来る人拒まず」で多くの同業他社や司会者に指導してきたことも私の人生の一ページとなっている。

 明日は友人との会食が予定されている。久し振りに会うので楽しみだが、これも不思議なご仏縁から始まった交友であり、私がこの世を出立するまで続く関係となるだろう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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