2013-06-17

体験談から  NO 3313


 シーンの「会長のコラム」には「テレビのこと」というタイトルで、太平洋横断にヨットで出発された辛坊治郎氏の過去の番組に出演した思い出を書き、「幸せ列車」のコラムでは映画ファンの友人夫妻のことに触れた。

  入院していた時の驚きの出来事として、歩行器のネジで指を切って少し出血しているのを見た人物が、枕元のテーブルの上にあった3種類の点眼薬の確認し、そ の中の1本を傷口に振り掛け<何をするのだ!?>とびっくりしたら、ナースステーションに行かれてからしばらくすると服用する薬を看護師さんが持って来て くれ、それが点眼薬と同じ名称だったので驚いたことを書いたことがあったが、退院してからまたびっくりする出来事があった。

 リハビリで歩くことを日課にしていたが、歩行する時の動きが微妙に変化したみたいで、ある時「巻き爪」で痛みを感じるようになってしまった。

 そんな時、偶々彼女から電話が。そこで相談したら<エッ!?>という対処をアドバイスしてくれた。それを聞いて妻に薬局へ行って買って来てくれと頼んだら、信じられないという表情を見せたが、電話の相手が彼女ということからすぐに信じて行動してくれた。

 彼女のアドバイスというのは「歯の痛み」に使用される「今治水」の活用で、麻酔薬という考えからだった。

 実際に体験してみて理解したことだが、そのアドバイスは的確で、感覚が麻痺しているような状態の中でうまく爪切りが可能となった。

 彼女は京都大学の薬学部出身だったそうで、瞬時にそんな判断をされたものだが、傷口に点眼薬や巻き爪に今治水なんて誰も発想出来ることではないと思う。

 専門家とは学んだ学問からグローバルに周囲を判断する能力が求められるものだが、彼女はそんな典型的な素晴らしい人物だと思っている。

 こんなことは信じられないかもしれないが、間違いなく私が体験して確証を得た対処である。少し加筆しておくが、点眼薬と服用のために処方された薬は「クラビット」で、抗生物質であった。

 明日から雨が降るよう。旱魃が深刻な農家の方々を潤すことが出来るのだろうか。数日の雨模様の予報があるが、自然の気まぐれにはいつの時代にも悲喜交々の情景が生まれるものだが、稲作の田んぼが活性することを祈念して手を合わす。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net