2013-01-25

歴史からの学び  NO 3176


 NHKの大河ドラマで「会津」をテーマにした物語が展開されている。会津で知られる言葉として「ならぬことはならぬのです」というのがあるが、ずっと幕府の支援を貫き通した城主の「義に死すとも不義に生きず」という名言も忘れられない言葉である。

 東北では上杉鷹山の名言も語り継がれている。「為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり」とか「して見せて、言って聞かせてさせてみる」などは現代でも大切な言葉である。

 語り継がれる言葉を残したのは天下に知られた人物だったからかもしれないが、指針として学ぶことの8割は歴史にあると言われているので先人の教えを学びたいものである。

 人生訓として有名なのは徳川家康の言葉だが、「人生に大切なこと。五文字で言えば『上を見るな』七文字で言えば『身のほどを知れ』」とか「人の一生は重きを負って遠き道を行くがごとし。急ぐべからず」は誰もが知る名言だろう。

 そんな家康の名言の中で中小企業の経営者が心しておかなければならない言葉がある。「大事を成し遂げようとする者は、本筋以外のことはすべて荒立てず、なるべく穏便に済ますようにせよ」ということである。

 武田信玄の名言で好きなものがある。「渋柿は渋柿として使え。継木をして甘くすることなど小細工である」だが、上述の名言と似通った言葉も存在している。「為せば成る。為さねば成らぬ、成る業も成らぬと捨つる人の儚さ」である。

  慰安旅行で熊本県の山鹿温泉に行ったことがあった。過去に立ち寄ってみたいと思って宿泊した旅館をネットで検索したら、使用しているパソコンのセキュリ ティが敏感みたいで、すぐに「問題が発生。ページを閉じます」と出て来たのでびっくり。何回か開いてみたら、その原因がHPのトップページに流れている BGMだと判明した。

 制作している側が考えて構築したものだろうが、こんな意外な問題が生じていることも知って欲しいものである。

 今日の結びは、そんな山鹿温泉のホテルのHPを開きながら、次回はこのホテルを選択してみたいと思うホテルがあり、先人の教えとして次のように表記されていた。

「旅は人生に例えられ、日々の憂いを顧みるとき、思いもよらぬ出逢いに人は生きる術を与えられる」

 おもてなしとどけ隊
「その人の持って生まれた人間性を重視し、自分らしさと自分らしく働ける職場であるよう、スタッフ独自の持ち味を活かし、お客様への想いが一番であるように、お客様の立場になって、ひとつ先に、お喜び、感動をいただけるよう最善を尽くすことに一生懸命でありたい」

 これは、経営者の心情が文章として謳われたものと拝察するが、その背景に存在していたと推察される「山本五十六」連合艦隊長官の名言も記されており、これも前述の名言と似通ったものであった。

「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず、やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず」

 北陸から北海道にかけて強烈な寒波が襲来しているが、我が大阪もかなりの強風と厳しい冷え込みとなっている。何軒もお葬式が重なっているが、遠方から参列される方々が事故に遭遇されないようにと手を合わす。

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