2013-01-18

感じること  NO 3168


 アルジェリアで発生した人質事件の情報が錯綜しているが、どんな時代にも被害者と加害者という存在が付き纏い、人間社会の愚かな「性」を表面化させる。

 この事件で学ぶことは、石油や天然ガスなどのエネルギー資源が、こんな危険な地域でしか取得出来ないという問題で、天然資源の少ない我が国の今後を真剣に考えなければならず、もしも犠牲者がおられたら、心からお気の毒で手を合わさなければならない。

 中国の人口よりはるかに多い人々がイスラム教の信仰者として存在するが、原理主義や過激派と呼ばれる組織の活動も問題となり、これらが近い将来に解決することのない複雑な背景があるようだ。

 キリスト教の世界にも「新教」「旧教」という問題があるし、遡れば十字軍などの宗教戦争にもつながるが、この世に多くの神様が存在する以上、宗教の争いは絶えることはないと言えるだろう。

  ボーイング「787型機」の運航が停止となったが、代替機の都合が間に合わず、欠航を余儀なくされるケースが多く起きている。早割で予約をして楽しみにし ていた旅行の日程を変更することになった人達も多いだろうし、別の路線やJRを利用したら割引されていた差額がどうなるのだろうと、他人事ながら心配にな る。

 鳴り物入りで導入された航空機だが、完成までに様々な問題が浮上し、航空会社への引き渡しが随分と延期された歴史もあるが、中型機 なのにアメリカ東海岸まで航続可能であることや、20パーセントの燃料消費が削減出来るという性能は航空業界で話題を呼ぶのは当然で、その開発に日本が大 きく関連しているのだから問題の原因を究明して欲しいものである。

 ニュース解説によると、高松空港で緊急着陸の原因となったバッテリーは日本のメーカー製だが、その下請け作業が中国国内であるとのこと。この部分でのシナリオに何か問題があるようなニュアンスを感じた。

 そんな中国から飛び込んで来たニュースに驚いた。雲南省で発生した大規模な地滑りの被害者を遺族の承諾もなしに火葬してしまったという行政側の行動で、遺族側が遺骨の引き取りを拒否しているという問題だった。

 国民性の異なりがあることは理解出来るが、人の死に関する「悲しみ」に違いがあるとは理解出来ず、北京の大気汚染の映像を見ながらこの国の将来を心配することになった。

 結びに<こんなミスが!>という事実を紹介しておこう。教えてくれたのは温泉好きの友人だが、彼が伊豆方面の温泉に行こうとネットで調べている時に気付いたものだった。

そ れは「伊豆市観光協会修善寺支部」の公式ページで、「修善寺マップ」のボタンでクリックすると出て来るホテルや旅館の案内なのだが、「五葉館」という旅館 の宿泊金額が「素泊まり158890円」と表記されているもので、信じられなくて辿り着いた公式ページを開いたらどうやら一桁間違ってしまったようで、観 光協会、旅館の両者が気付いていないようだった。

 この誤った表記では、協会の温泉マップからお客さんが来ることは絶対にないだろうが、「話題を呼ぶために掲載したのでは?」なんて友人が笑っていた。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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