毎日「お通夜」と「お葬式」という状況だが、遠方に向かうスタッフ達の安全運転を祈りながら「戎さん」の影響による渋滞を心配している。

　 今日は「１１０番」の日だったそうだ。過去に「１１０番」に連絡したことが２回あった。もう２５年ほど前のことだが、自動車電話が普及し始めた頃、３日 間、研修会のために長島温泉のホテル「花水木」に通った際のこと。参加者はホテルへ宿泊していたが、私は仕事の関係から午後９時までホテルで過ごし、それ から大阪に戻って次の日の朝６時に出発するという過酷なスケジュールを組んでいた。

　３日目の朝、西名阪から名阪国道に入った頃から大雨が振り出し、ワイパーもその機能を果たさないような状況になり、上柘植インター付近まで走行したところで対向車線の車がスリップしたみたいで横転したところへ差し掛かり、すぐに「１１０番」に通報した。

「１１０番」は最寄の警察につながるようで、それは滋賀県警につながり、状況を伝えると「対応します。気を付けて走行を」と返答された。

　 事故が起きた瞬間だったので、まだ渋滞する状況ではなかったが、運転されていた方の無事を祈りながら加太トンネルを抜け、やがて東名阪に入ったのだが、今 度は前方を走行していた軽自動車がスリップしてガードレールにぶつかって停止。何とか追い越し車線に避けて衝突を免れたが、結構衝撃があったみたいなので 心配になり「１１０番」。今度は三重県警につながり、側壁に出て来る距離の数字を伝えると「すぐに救急車とパトカーを手配します。有り難うございました。 お気をつけて」と丁寧な対応があった。

　携帯電話が流行し、最近では「１１０番」の６割以上が携帯からだそうだが、今日のニュースに悪戯 電話や緊急でないのに通報する人も少なくないようで、中には新しい携帯電話が「１１０番」につながるかを確認する人物もいるそうで、人の世の様々な出来事 の事実を知ることになった。

　散歩を日課としているが、目が不自由になりつつあるのですれ違った方から言葉を掛けられるとびっくりするこ とが多い。今日もある女性から「寒いのに大丈夫ですか？」と言われ、驚いて返した言葉が「今晩は」だったのだが、それが午前１０時過ぎのことだったのだか ら間違いなく変に思われたと想像する。

　久し振りに行ってみようと思って喫茶店に行ったら、新年は１２日から営業と張り紙があって行き先変更。そこも久し振りだったので体調のことを心配された。

　お客さんの中に「株」を趣味のようにされている人物がいた。最近の上昇傾向にご機嫌がよく、いつもより饒舌だった。

　 過去にこの店の常連でギャンブル好きな人物がいた。５軒の飲食店を経営しながら、その全てを「競馬」というギャンブルで失ってしまった。周囲の友人達が 「目を覚まさせようと」何度もアドバイスしたが、その方は「ここまで負けたのだから取り返さなければ」と続けられ、ついには身体まで壊されこの世を寂しく 去られてしまった。

　ギャンブルとは「止めた」時点で負けることがなくなり「勝ち」につながる筈だが、その「価値」を見失うのも人間の弱さと言う「性」のようである。