2013-01-03

初風呂  NO 3148


  テレビで箱根駅伝の中継をやっていた。初めてテレビで目にしたのは中学1年生の頃だったが、その後、青春時代に普通免許を取得し、東名高速道路も完成して いない時代に国道1号線の箱根越えをしたことがあるが、急な坂道を駅伝選手が走る壮絶な世界を想像して信じられない感じを抱いたことがあった。

 お正月の風物詩として定着した駅伝だが、これからもずっと継続されるだろうと期待する。

 昨号で九州の温泉のことを書いたが、鹿児島県の桜島にある「古里温泉」が抜けていたことに気付いた。加盟していた異業種団体で行った1泊旅行だったが、桜島の噴火が気になって企画当番だった幹事が「落ち着かない」と参加者に嫌味を言われていたことも憶えている。

 2日は銭湯の初風呂、いつもより1時間早く閉まるので、日付が変わるまでにと思って行ってきたが、番台におられた女将さんの妹さんに「年賀状を2枚も有り難う」と言われたので確認しなければならない。

 初風呂の「温めの湯」は酒風呂だった。「風の宴」が6本と「元禄美人」が4本、何れも1800mlのパックだったが、毎年恒例になっている。

 持参したタオルを確認すると、「鷺温泉」と入っている。中国道の美作インターから10分ほどに在する「湯郷温泉」の町営スーパー銭湯で、初孫がアメリカに行く前に2回連れて行ったことがある。

 サッカーの「なでしこチーム」が合宿したことで脚光を浴びたが、歴史は古く、関西人には有名な温泉地である。

 旅館ばかりの中にあって異質なホテルの存在があるのも面白く、女性をターゲットにした様々な企画の人気が高く、夕食もイタリア料理となっているのでびっくりした。

  ポピースプリングという名称のホテルだが、初めて利用した際に驚いたことがあった。フロントでチェックインをしている時、ロビーにおられた人物から私の名 前を呼ばれたからだ。「やはり、そうでしたか」と声を掛けられた人物は、そのホテルの総支配人で、元は大阪市内の有名なホテルの重職にあった方だった。

 過去にそのホテルに招かれたことがあり、その席におられたお一人だと知ったが、世間の狭さを再認識した出来事でもあった。

 その後、九州からの帰路、疲れて立ち寄ることにしたのだが、その時は体調を崩されて退職されたと聞いたので寂しい思いを抱く宿泊となった。

 娘と孫を連れて行った時、2部屋が中でつながるセッティングしてくれたことが嬉しかったが、孫に風邪の症状が見られ、総長に急いで大阪まで帰って医院に連れて行ったことも懐かしい。

 3日も銭湯がオープンし、6時から朝風呂があると案内板があった。今年も何度もお世話になるが、銭湯とは本当に素晴らしいひとときを過ごせる世界がある。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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