2007-03-08

いっぱい泣きました・・・合掌  NO 1799


 日付が変わって午前2時、昨日の記念すべき特別の日のことをしたためる。

 母に感謝をしなければならない日、それは深夜から未明にかけて何回もの携帯電話のやりとりからスタート、お陰で睡眠不足で仕事を担当することに。

 朝から次々に難しいテーマの対応を強いられ、何とかすべてをクリア出来たのだが、その中で不思議な「ご仏縁」という出来事があった。

 スタッフから緊急電話。「あるお客様から、お寺様のご紹介を」ということだったが、滅多にないご宗派。そこでご当家の<ご自宅に出来るだけ近いお寺を>と近畿宗教連盟の名簿で確認、あるお寺様にお電話を入れたら予想もしなかったやりとりになったから。

「住 職が高齢で、現在入院中なのです。これもご仏縁です。近日中に当山に来ていただけませんか?」というお言葉を頂戴し、ご住職がご遷化された際に備える事前 相談を後日に伺うことになり、事務所内で予想もしなかったその会話を耳にしていたスタッフ達が「信じられない!」と驚いていた。

 続いて お願い申し上げたお寺は、幸運なことにご住職が出かけられる前、そこで事情を説明、お枕経からお願いすることが出来て安堵したのだが、やって来られたお方 のお顔を拝顔してびっくり、過去に何度かお会いしたことがあり、「昔、この地域で生まれ育ったことがあるのです」と伺って、ここでも不思議なご仏縁に手を 合わせた。

 満60歳、まずは、ひ弱だった私がよくぞここまで生かされることが出来たものだと手を合わせる。本社を出てから順に行動を始めて行く中で入ってくる携帯電話の報告、その度に「**様から**が届きました」とプレゼントのことも。

<これはエライコトに!>と想像しながらメールを確認、そこに受信していたいっぱいのメッセージに涙腺が解け、スタッフルームの中でしばらく時間を過ごした。

 夕方から福山から素敵な女性が来社。彼女はクラシック音楽に造詣深く、子育てをしながら着々と飛躍展開を進んでおられる制服会社の役員さん。高級ブランドの立ち上げ時からご仏縁に結ばれた歴史もあるが、見事な「かたち」になった現在に改めてエールを送った。

 弊社が加盟する協会のメンバーや塾生のことが話題になり、ブログやメールで交換される現場の生の声の把握が役立っているようで、便利なネット社会を有意義に活用されている会社らしい感想もあった。

 ダイナミックな60本の「真紅」のバラ、それはそれは見事な迫力のあるプレゼント。バラのトゲが「辛苦」にならないよう良い刺激となって、これから残された余生を真剣に生かされたいと手を合わせた贈り物だった。

「サンサンてるよ」さんのトップページある流れる電光掲示板ニュース、そこに私の還暦までニュースに登場していて<!>、またまた北に向かって手を合わせることに。

 日本文化の象徴というべき函館の女性からのプレゼント、一般社会では絶対に発想不可能なような特別なもの。この日に合わせて包装の隅々まで手作りくださった水引細工、その中に納められていた品を目に自然に手を合わせる自分があった。

 制服会社の彼女と弊社女性スタッフの意見交換会も始まったが、じっくりとお話し出来る状況になく、ご一緒にお食事にでもと考えていた私も時間に追われてどうにもならず、心から申し分けなく「後ろ姿」をお見送りもうしあげた。

 そこからタクシーで遠方の通夜式場へ、あれだけ暖かかった日々が嘘のように冬の季節に舞い戻り、ブルブル震える環境だった。

 お陰でちょっと風邪気味兆候<これは不味い!>と一段落したところで自宅の近所まで送ってもらい、食後の薬を服用する必要があるために蕎麦屋さんに飛び込み、ストーブの。い近くの席に着いた。

 注文の品が運ばれてきた頃、やって来た妻にもおやじさんが珍しい食材を出して下さり感謝のひととき。薬を服用し、さて帰ろうと精算をお願いしたら、「おめでとうございます。今日は、ささやかなプレゼントです」と受け取ってくださらずに恐縮した。

 自宅に戻ってから原稿を打ち、それから日課のブログを順に訪問したら、私に「おめでとう」という表記が並んでいる。その一文に読みながら涙がレンズになってしまって読めないほど。こんなにやさしいハートの人達に囲まれている自身の還暦記念日にこれまでにな幸せを感じた。

 私と知り合って仕事に対する「遣り甲斐」と「悩み」が増えたという女性もあったし、「生きて存在しているだけでよいのです」という思いも綴られていた。

  そんな一方に、塾生の1人が、この日に合わせてブログを立ち上げていた。九州男児らしい中にやさしさの滲み出る人柄で、女性の塾生から愛されている存在。 そんな彼に「あなたは、何よりご両親に感謝をしなさい。そんなにやさしい人柄を感じさせるDNAをくださったのだから大切に」なんて言ってしまったことも あったが、過日に講演に行った松山の道後温泉のホテルの部屋で、「頑張ります」と目を潤ませていた光景を思い浮かべている。

 ひょっとしたら、女性以上の肌理細やかなホスピタリティ精神を抱いているような気もする彼、今後のブログの内容に期待しながら心から歓迎のエールを送る記念の日でもあった。

 打ち込み初めて約1時間、文章は意識朦朧気味で支離滅裂になっているだろうが、今日の日を迎えて多くの素晴らしい人達の出会いが大きくて大切な宝物であることを再認識。ただ只管「有り難う」と手を合わせ、皆様のご多幸とご健勝を祈念申し上げる次第である。
 60年に感謝、有り難うございました・・・九拝合掌
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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