2013-08-09

幸運でした  NO 3362


 病院生活から解放された。禁酒となったが食生活の制限はなく、暴食をしないように気を付ければよいだけなのでラッキーだった。

 見舞いに来てくださった方々、「幸せ列車」のコーナーでメッセージをくださった方々、そしてメールをくださった方々に「お陰様で」と衷心から感謝申し上げ、手を合わせております。有り難うございました・

 今回に患った病は「膵炎」だった。朝から腹部に鈍痛を感じ、ちょっと気になったのでお通夜に行く前に医院へ寄ったのだが、そこで特徴的な兆候があったのでご訪問くださる方々に紹介申し上げる。

 腹部を押さえる時の痛みよりも離す時の痛みの方が強いというのが独特の兆候で、それから医師が救急外来の手配をしてくれた経緯があった。

  入院当日のどこかのコラムで書いたが、午後7時からのお通夜だったらその日に医院へ行くことはなかった筈。故人が地域の重職を歴任された人物で、地域主催 の盆踊り大会が開催されていたところから時間を遅らせた事情があったが、まさか大きな病院に行きなさいと言われるとは思わなかったし、そのまま入院なんて 想像もしなかったことである。

 過去に「膵炎」を体験した人物から聞いた話だが、腰、背中、肩などにも痛みを感じたそうで、あんな痛みは二度と体験したくないと語っていたが、彼のケースは完全な急性タイプで、私の場合はやんわりと忍び寄る慢性タイプの入り口という症状であった。

 何か異変を感じるとすぐに医院へ行く心配性。だからこそ深刻になる前に診察を受けて究明された訳だが、日頃の血液検査の重要性を再認識した体験でもあった。

  医院で「次回は採血を」言われたのは先月下旬のことで、入院していなかったら今日ぐらいに採血が行われ、来週の初めに結果が出ただろうが、その時に異常な 数値が出ていても「お盆休み」に突入していたのだから幸運である。こんなところに「病気」と「寿命」が別のことだと言われる所以があるような気がする。

 医学の進化が著しいが、患者自身の行動こそが大切で「小さな異変を見逃さない」考え方を忘れないようにしたいもの。最近では、ガンでさえ早期発見なら完治すると言われている。なのに「手遅れ」なんて言われたら最悪ではないか。

  友人や知人の中に若くして「ガン」で亡くなってしまった人達が多い。昔は「不治の病」と言われていたのに今ではそうではなくなっている。医学の進化に期待 を寄せる人が多いのは当たり前のこと。ノーベル賞を受賞された山中教授が研究されている「IPS細胞」なんて夢のような話である。

 腹部動脈瘤や乖離でも、最近では動脈の中にステントを入れるだけという手術法もあるそうでびっくり。手術時間や入院期間だけではなく、患者の負担と危険率を大きく下げる進化の事実に拍手を送りたくなる。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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