2006-12-20

今日も様々なことが  NO 1723


 12月とは思えないような日差しの青空、お孫さんや曾孫さん達に「命の伝達」をされたお婆ちゃんの葬送が行われた。

 お寺の玄関から廊下にさりげなく掲げられている文字に目が留まり、物覚えが悪くなったところからメモすることに。

『人に出会う 人に生かされる』
『いのち大切 生きることの大切 ありがとうのこころ』
『美しく咲くのが花ならば やさしく咲くのがにんげんだよ』

 ご出棺を終えてから歩いていると電話がブルブル、相手はホテルの支配人さん。日溜りで立ち止まってやりとり。そこへ「お久し振り!」と通られたお寺様が。

 すぐに要件を済ませて電話を切り、少しの時間だったがお話しを。その中で仰った次のお言葉に衝撃を受けた。

「時代が変わってしまったね。毎日、十数件の檀家さんを回っているけど、最近は、不在という家が出てきて困っているのよ。前以って電話でもいただければ助かるんだけど、昔では考えられなかった寂しい現実だね」

 ご命日のお参り、インターホンを押されて反応のない玄関前の光景が目に浮かんだが、核家族高齢社会の現実を物語る出来事のようで本当に寂しい社会に。

  一方で、メールを開けると友人から面白い話題が。天満の天神さん境内に完成して話題の「繁昌亭」だが、その落慶式で来賓の大阪市長が挨拶で「ここは市民の 皆さんの寄付で出来ました。大阪市は1円も出しておりません」と言われたら、「いらんところには金を出すのになあ」と客席からツッコミが入って大いに盛り 上がったそう。

 これが石原都知事だったらどうだろう。「今、暴言を吐いたのは誰だ。失礼じゃないか!」なんてイメージが浮かんでくるのも長年に培われた人柄かな?とも思ってしまうが、意地悪婆さんを演じられていた青島さんのご逝去も知った。

  様々な羞恥の現実が表面化されてきた我が大阪だが、数日前に大阪市の消防音楽隊の廃止問題が持ち上がり、存続嘆願書の署名運動も行われているとのこと。音 楽文化を消滅させる発想よりも、他に経費削減可能なことがいっぱいある筈。市会議員の皆さん「今こそ改革の手腕を発揮される時では!」と期待する。

 今日の銭湯は「源ヶ橋温泉」に。常連の皆さんと会話が弾んだが、その中で年賀欠礼状の話題が出てきてびっくりした。

「80年生きてきて多くの欠礼状を頂戴したが、あんな欠礼の文章は初めて。感銘を受けた。あれ、君の作だろう?」

 葬儀を担当後に依頼を受け、先立たれたご主人の思いを想像し、お悲しみの奥様の立場で創作した文章だが、受け取られた方からそのお言葉をいただいたのでホッとした。

 帰宅したら塾生からのメール、誰もが知られる著名な人物が喪主になる葬儀、その司会を担当するそうで相談事。取り敢えず明日は出張してしまうので返信だけしたら、すぐに丁寧な内容の返信がきた。随分と気合が入っているよう。願う結果で結ばれるように祈念する。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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