2008-04-05

途中下車  NO 2169


 先月に誕生した3人目の孫、そして2人の孫のやんちゃな成長振りを約1年振りに見た。 2時間ほどしか過ごせなかったが、電話での交流からか敬遠されることなくホッとした。

 常磐道から東京外環へ、そこから関越道の鶴ヶ島ジャンクションを経て、つい最近に開通した圏央道を利用して八王子から中央道に入り、諏訪湖も見ながら名古屋方面へ向かった。

 八ヶ岳や駒ケ岳もはっきりと見え、長野県らしい雰囲気の中を走行したが、東名高速道路と比べて交通量は十分の一程度、ゆったりとしたポジションで走れるので快適だった。

 しかし、夕方を迎える頃に疲れがドッと出てきた感じ。給油に立ち寄った駒ケ岳サービスエリアで時刻表を調べ、温泉旅館に立ち寄ることにした。

 いつものように飛び込み客。「今から大丈夫ですか?」と電話をしたら、女性の声で「今日のお泊りですか?しばらくお待ち下さい。フロントへ回しますから」と返され、しばらくすると男性が出てきた。

  現在地を伝えると「1時間ぐらいで来られますね。夕食も朝食もバイキングになっています」と説明があり、一泊二食の料金を教えてくれたのだが予想外に低額 なのでびっくり。どうして「ご予算は?」と確認しないのだろうかと疑問を抱いたが、こういうケースではあまり設備が整っていないということが想像される。

 偏食人間の私、食事の方は構わないが、清潔であり湯が温泉「掛け流し」だったら何よりで、それだけを期待しながら最寄のインター「飯田」で降り、そこから20分ほどで到着した。

 玄関にスタッフはおらず、自分で駐車場から重い荷物を提げてフロントへ。そこから鍵を貰って100メートルもありそうな長い廊下を通って部屋に行った。

 途中にお風呂の入り口があり、その手前に「女神の楽園」というエステと岩盤浴のコーナーがあり、「全てのメニュー 男性もご利用いただけます」とあり、寝違いで痛みを感じる頚部から後頭部のマッサージをお願いしようと思いながら通過。

 部屋の冷蔵庫の中は空っぽ。飲み物は自動販売機ということだろうが、最近は、こんな形式の旅館が増え、その原因のひとつとして残念なのが宿泊客の確信犯的悪戯で、外国人だけではなく日本人にも多いというのだから困ったものだ。

 さて、この温泉だが「ピンクリボン運動」に積極的に賛同協力をしていた。1980年代にアメリカで始まったこの運動だが、女性に多い「乳がん」の早期発見と早期治療を促す啓蒙活動だが、我が国でも2000年頃から行動が始まり、様々なキャンペーンも行われている。

 その一環としてあるのが入浴時に手術跡を隠すことの出来る浴衣着用可能ということ。タオルを湯船に入れることは条例で禁止されているが、入浴時専用の肌着なども販売されているそうである。

 寝湯、噴流風呂、ジェットバスの設備もあったが、それらは全て水道水で、広めの湯船と露天風呂だけが温泉ということだった。

 めったに露天風呂には出ない私だが、2度目に入った時に見学をしたら、奥に強烈なパワーの「打たせ湯」があり、それだけは体験してきた。

 湯のことで思い出したが、昨日に宿泊したホテル、浴槽に入れる「固形バブ」が「桜」だったのが気が利いていた。薄っすらとした桜色の湯、そこでほのかな香りが中々のもの。ちょっとした春の情緒を感じる配慮が嬉しいものである。

 そうそう、前述の「女神の楽園」のことだが、食事を済ませてから申し込み、肩と首で15分というコースを受け、しっかりとしたパワーマッサージを体感した。果たして明日の結果はどうだろうか?
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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