2008-01-24
風邪に要注意を! NO 2102
冷たい小雨の振る中、天王寺駅にある近鉄百貨店阿倍野店へ行った。買い物の目的は地下売り場、電話で孫と約束した「ドラ焼」の購入、そう「ドラえもん」の大好物である。
ついでに1階から2階に廻ったが、床のあちこちにラインや矢印が記され、構想発表されている日本一超高層ビルの大工事の予定を告示しているようだった。
近鉄南大阪線阿倍野駅と百貨店の建て替え工事、300メートル以上の高さでホテルも入るそうだが、どれだけ高級イメージなホテルであっても駅に直結する場 所では一流と呼ばれることは難しく、名古屋駅にあるツインタワーのホテルでも、フロントを15階に設け、エグゼクティブ顧客へのイン・アウト対応は、それ よりもずっと上のフロアで対応している。
エアコンの恩恵がある駅に在するホテル空間、そこで待ち合わせをする人達が多いのは当たり前。レストランやバンケット部門を利用しないお客さんが集まれば「超一流」どころか「一流」なんて環境は不可能、そこで様々な知恵を活かした発想が重要になってくる。
超一流と呼ばれるホテルに共通する点は、ホテル本来のサービスを受けるお客さんのみが対象とされており、不便と言われる辺鄙なところに存在することも条件になっていた。
そんな定説を覆したのが大阪のリッツ・カールトン。<ここは普通じゃない!>という雰囲気をスタッフのサービス・イメージや空間設計で見事に醸し出してい るが、<そうなるかな?>と楽しみにしながら、2014年完成という超高層ビルのイメージ図を見ていたら、その時の自分の年齢を考えてゾッとした。
大阪環状線寺田町駅の天王寺駅側の改札から出たが、構内に「東大・京大専門」との文字を掲げる進学塾の看板が目に留まった。
最近の理解し難い事件続発の現実を思い浮かべながら、受験と競争ばかりを重視した教育の世界、そこに「命」や「愛」の教育もやって欲しいと考える道すがらだった。
夕方、「お通夜へ」との要請があった。遠方のお寺で行われているが、今晩の冷え込みは強烈、スタッフがバタバタしているようなのでタクシーで行くことに。
ご親戚人数が多くてびっくり、定刻で始まり予定通りに進められたが、音響設備と照明機材を外注しており、オペレーターが居なかったので音質や声質までのチェックが他人任せになってしまった。
帰路、中々タクシーが見つからず、コートなしマフラーのみの姿で1キロ以上も歩くことに。お陰で腰のジンジンがひどくなった。
やっと来たタクシーに乗車、社名を確認したら知人が勤務している会社。その人物のことを聞いてみたら「彼、みんなから『総長』と呼ばれているのですよ」と笑いながら教えてくれたが、降車してから、ひょっとして「曹長」か「早朝」だったかもしれないと思うことに。
深夜、スタッフから電話が。ナレーションの口頭取材をメール送信したとのこと。お通夜の問題は?と確認したら、親戚さんが100名以上もおられたとのこと。さぞかしお食事の追加で大変だっただろうと想像する。
原稿を打ちながらBSテレビから流れてきた音楽に<!!>、すぐに画面を観た。モノクロ画面でケネディ大統領夫妻がオープンカーでパレードしている光景 だ。その後に暗殺の銃撃があったシーンである。流れていた曲は「エンド・オブ・ザ・ワールド」、懐かしいジョーン・バエズが美声で歌う「勝利を我等に」や デービー・レイノルズの「タミー」も出てきた。
それらは、すべて私の青春時代の曲。そうそう、今日の産経夕刊に還暦に関する特集記事があり、そこに過去に何度か用いた「華甲」の文字が使用され、俳句と和歌にも触れられていたが、戦後間もなく誕生した同年代が60歳を迎えている事実に感慨深いものがある。
曲が変わって私が大ファンであったコニー・フランシスの「カラーに口紅」が流れてきた。それはハモンド・オルガンを習った時の第二曲目。番組は「音楽のある風景」で、CD集の販売目的として編集されたものだが、私の年代には歓迎したい内容だった。
風邪が流行しているようで、周囲に蔓延している。どうぞ皆様もお気を付けくださいますように。