2008-02-10

テレビのニュースから  NO 2118


 朝、傘を差して出掛けたら、しばらくすると「サラサラ」と音がするようになった。雨の中に雪が混じり、30分ほどするとボタン雪、午前中には雪国みたいに真っ白な世界に。

 我が大阪に5センチ以上の積雪は11年振りとのことだそうだが、道路や歩道はビチャビチャにジュクジュク。日頃のシューズではすぐに中まで濡れてしまったし、近くのお寺さんが自転車で転ばれるという災難も発生していた。

 式場に行ったら男性スタッフ達がロビーの天井の照明器具をチェックしていたが、寒くて仕方がない。エアコンの効果がなくて確認したら、どうやら室外機に雪が積もって始動するまで時間が掛かったみたいで、しばらくすると温風が吹き始めた。

  午後になってから、あちこちから雪に関する情報が入ってくる。名阪国道や阪神高速の一部が通行止め。雪がまだ降り続いており、東名阪、名古屋高速から東名 や中央道の一部も通行止め。飛行機の欠航や新幹線の遅れもあり、弔問や会葬で移動される方々が大変だったと想像するが、明日も降りそうで心配だ。

 明日は、テレビ局に行く。どんな内容の番組になるのか知らないが、1時間番組の収録が行われる。私が担当するのは葬儀に関する世界だが、お笑い系の人物が司会になっているので心配だ。

 家族から遺族と呼ばれるようになった人達がいっぱい存在する。だからそんな人達に配慮するハートを大切にして欲しいが、バラエティ番組とは「受け」を重視する傾向が強い。

 ある生放送の番組で、本番前の打ち合わせ時に私の思いを提案したら、プロデューサーとディレクターの意見が一致、番組の冒頭は、司会のアナウンサーの次のようなコメントから始まった。

「今日は、葬儀のことを真面目に採り上げます。胡坐を掻く姿勢ではなく正座の姿勢で進めます。今日、お葬式をされたご家庭が2千数百件あり、今晩にお通夜を行われているご家庭も2千数百件おられるのです。そこに参列された方々のことを考えますと大変な人数になってきます」

 それは、ご覧になられた方々から好評を博し、「今までの番組テーマで最もよかった」という電話が局にいっぱい掛かってきて、関係スタッフの皆さんやゲストの方々から喜ばれた思い出もある。

  テレビの世界は大変だろうが、胡坐を掻くというような礼節を欠く姿勢だけはないように願いたい。昨夜のNHKで大阪市長と大阪府知事が出演した番組があっ たが、遅れてきた橋下新知事に対して失礼な「嫌味」を吐いた女性司会者は最悪で、間違いなく上司から叱責を受けた筈だ。

 タレント時代ならまだしも、知事の役職になった人物には公務という立場がある。その理解も出来ない司会者なんて、地方へ飛ばされるより免職されるべきレベルだろうと断言する。

 今、飛び込んできたニュース。橋下知事が「今後一切、NHKのスタジオには入らない」と発言しており、明日のニュースで大きく採り上げられると想像する。

 当選時にも「万歳の光景を午後9時以降に」と強制された経緯もあったそうだが、昨夜の女性司会者の心境を拝察すると、市長だけでは場をつなげる力量がなかったようで、その焦りと腹立たしさが表面化していたと思える。

 司会者とは究極のサービス業との理解も大切。そうなると彼女は失格となるが、果たして減俸程度の処分で済むだろうかと心配する。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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