2016-04-05

心地良い疲労感  NO 4815

ホビー列車今回の四国行きで感じたことに車中で外国人が多かったことがある。新幹線の往路の「さくら」では団体客がいっぱいだったし、復路の「さくら」でも20人ぐらいのアメリカ人学生の団体と同じ車両になったが、彼らは身体が大きいからなのだろうか、シートを倒して後席のことも全く気にせずに権利のような行動をする。

前列の若い男性もそうだったが、通路を挟んだ反対側の女性達も同じように倒していた。

過去に何度かこの独り言で触れたことがあるが、40年ほど前にロサンゼルスのディズニーランドに行った際、人気の高いアトラクションで行列が出来ていても10メートル毎に1メートルほどの空間を開け、それが通行する人達のために行われているマナーだと知ったが、そんなアメリカ人達がシートを倒すことに関しては意外と無神経な行動に驚くことになった。

予讃線の途中の駅で擦れ違いのために停車していたアンパンマン列車も見たし、高知から岡山での「特急 南風」もアンパンマン列車だった。

高知駅のホームに上がったら「特急 しまんと」が入線しており「南風」はこの後かと思っていたら通り掛かった駅員さんが「どちらへ行かれるのですか?」と切符を見てくれ、それを手にされて車内の席まで案内してくれた。それは「しまんと」に併結されたアンパンマン車両で、宇多津駅で切り離されて高知へ向かう列車の後方が「南風」となっていたもので、気が付かずにホームに取り残される人が多いと想像してしまった。

帰阪してから一気に疲れが出た。1泊2日で1000キロの列車の旅はやはり高齢にとっては大変である。新幹線で東京と新大阪を往復したり博多と新大阪を往復したらそれぞれ1000キロを超えるが、在来線の特急列車や普通列車を乗り継ぐ列車の旅は想像以上に大変で、「はるか」2回、「さくら」2回、「マリンライナー」1回。「いしづち」1回、「宇和海」1回、「しまんとグリーンライン普通列車2時間10分」1回、「あしずり」1回、「南風」1回で過日に写真掲載した乗車券と特急券24枚全てを使い切って来た。

飛行機なら高速なので短時間で遠いところへ移動出来る。しかし飛行機嫌いの私にとっては1時間でも落ち着くことが出来ない。鉄道なら少々揺れても墜落の危険性がないだけリラックス出来るし、車窓の風景を楽しむことも可能だ。

3年前に「スーパー北斗」「北斗」「スーパー白鳥」「はやて」「はやぶさ」「やまびこ」「ひかり」「はるか」で北海道から大阪まで帰って来た体験もあるが、この間に一ノ関駅と気仙沼駅をドラゴン線で往復していた。

新幹線と在来線の乗り換え時間は杖を手にする高齢の見にとっては大変で、その時に一ノ関駅で「6分」しかないと知って1時間後の列車に変更して貰ったし、今回もそこにゆとりを考えて行程を決めていた。

天気予報で2日間雨の予報で覚悟をしていたが、傘を必要としたのは駅から車までの間だけだったし、四万十川の流れの色が茶色っぽくなっていたことだけは残念だったが、それ以外はあまり影響がなかったので助かった。

次に行くところをまた考えなければならない。この世に心残りのないように旅に出掛けようと考えているが、あの世の旅の前に行きたいところがないようにしておきたいもの。

私の組む行程は普通ではない。北海道5日間もそうだったが、2月の1泊の九州旅行でも連続乗車券で11日間有効の切符だったが、今回の四国行きでも「ミドリの窓口」の担当者が呆れていたみたいで、とんでもない人物が「ジパング倶楽部」に登録したものだと敬遠されているかもしれない。

今回の旅行でも列車のカメラ撮影をされている人達の姿を多く見掛けた。「乗り鉄「撮り鉄」「録り鉄」「飲み鉄」「食べ鉄」などの言葉もあるが、最近は「女子鉄」や「鉄子」なんて新語が登場している。

「しまんとグリーンライン」の普通列車にもそんな人達が数人いたが、車内アナウンスで「青春18きっぷ」に関して説明していたことが印象に残った。この路線の「窪川駅」と「若井駅」間はJRではなく「土佐くろしお鉄道」になるので別料金というアナウンスだった。

今日の写真は途中の駅で擦れ違った「ホビー列車」を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net