2016-04-01

10年間生かされて  NO 4812

1泊2日 1000キロの旅「幸せ列車」の「10年前の独り言」を読んだら、アメリカに在住していた娘ファミリーが帰国、前年のお釈迦様の誕生日と同じ日に現地で生まれた2人目の孫と初めて会った。

その子ももう5年生になるし、同じ小学校に通う弟もいるので賑やかになっているが、もうすぐ誕生日なので何かプレゼントを考えなければならない。

昨日は産地の知人に直接頼んでいた「デコポン」がいっぱい宅配で届いた。妻の入院の時にお世話になった方々にお礼をと考えている。

さて、JR大阪環状線の寺田町駅のすぐ東側に「鯛焼き」専門店がある。「天然鯛焼き」というネーミングで持ち帰り用の紙袋には「天然鯛焼きとは一匹ずつ丁寧に焼く『一丁焼き』という焼き上げ製法のことを言います。鯛焼き職人が一丁2キロもある焼き型に生地と餡を乗せ、火床の上でガチャガチャと移動させ直火で丹精こめて焼き上げます」とコンセプトが書かれてあった。

正式な店舗名は鳴門鯛焼本舗だが、粒餡入り1匹160円で、前を通る度に買ってしまうので問題である。

店員さんとのやりとりの中で「甘い物を控えめにしなければいけないのだけど」と言うと「1日に1匹なら大丈夫というお客さんがいました」と教えてくれたが、本当に大丈夫なのだろうか気になるところである。

朝ドラ「朝が来た」を見ていたら、主人公「あさ」の夫役である玉木宏さんが亡くなられていた。葬儀の際の和服が姉妹役である宮崎あおいさんと共に「白装束」なので驚かれた方もおられるかもしれないが、昔は白が一般的な喪服であって、詳しい歴史は「まぐまぐブログ」の来月分の中で紹介したいと思っている。

随分昔、大規模な神式の合同葬を担当した際、故人の奥様が真っ白な和服を召されていたのを鮮明に憶えている。

若い親戚の人が「どうして白なの?」と不思議そうに尋ねられたが、「嫁いで来た時に白無垢でしょう。それを袖直しして喪服にするのが昔からの習わしでね、嫁いで来た時と同じで貞節を再婚をしないと誓う意味もあるし、それが将来は自分の死に装束になるの」と説明されていた。

韓国ドラマを観ると葬儀の場面に麻製の喪服を目にすることがあるが、在日韓国人方々の遺族の喪服は現在でも麻製で、麻製の帽子を着用されることが一般的。我が国でも昔は白い麻の喪服を着用していた歴史もある。

さて、午前中に寺田町駅の「みどりの窓口」へ指定券を購入するために行った。ジパング倶楽部の会員証にある購入証に書き込み、ちょっとややこしいので別のプリントに全行程を書いて持参したが、窓口の担当者が驚いていた。

昨秋に北海道旅行での連続乗車券もそうだったが、今年の2月の初めに九州へ行った連続乗車券の時もそうだった。行程を確認されながら片手を頭の上に挙げてコースのイメージを描いているみたいな動作。こんな行程で切符を購入する人はいないと思うので同情しながら楽しんでいた。

途中で後方に若い女性がやって来た。手にされているものを見るとどうやら定期券を更新購入されるようで、事務所内の別のスタッフの方に声を掛けたら表に出て来てくれて対応。しばらくすると私の指定券を打ち込んでいた端末機を保留状態にして学割定期券を先に発行した。

やがて私の分を再開した頃、高齢の女性を伴われた親子連れらしい女性が後方に立たれたが、担当の人物が画面に向かって次々に打ち込んでいる様子に驚かれ、申し訳ない思いで事情を説明し、カウンターにあった「おとナビ」と「ジパング倶楽部」について宣伝みたいに説明しておいた。

1泊2日約1000キロの行程で、切符が2人で24枚もあるのだから信じられないだろうが、杖を手にする身なので乗り換え時間も余裕を考えてコースを決めているが、今回の目的はずっと前から一度は目にしたかった「四万十川」で、「しまんとグリーンライン」の鉄道路線を各駅停車で2時間10分乗車する。この間は鉄道と四万十川が何度も交差する絶景が見られるそうなので楽しみにしている。

高齢になって人生の黄昏を感じたら四国88個所巡りをしたかったが、大病を患ってこんな身体になってしまったらどうにも無理なこと。動けるだけ幸せ、見えるだけ幸せ、味を感じるだけ幸せ、会いたい人と会えるだけ幸せと考えて行くつもり。

今日の写真は1泊2日1000キロの乗車券と特急券。2人分で24枚ある。
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