2016-03-22

春の訪れ  NO 4801

特急 スーパー白鳥昨日に東京都内で開花宣言があり、我が大阪でも今日その発表があった。いよいよ桜の時期であり春の訪れである。

「朝を迎えない夜はない」「春を迎えない冬はない」なんて辛いことや苦しい立場の人に慰める言葉があるが、新幹線が開業する北の国の今年の春の訪れへの期待は一入だろうと想像する。

喫茶店で鉄道博士と呼ばれている人物と会った。彼は同年代だが、元大手旅行会社に勤務していた歴史があり、常連客の旅行の相談者として誰からも信頼されて重宝されている。

我々夫婦が「ジパング倶楽部」に入会したのも彼からの勧めだったが、何度か利用して知人や友人達に入会を勧めるようになっている。

前にも書いたが「年に何度も旅行をすることもないので」と言われるケースが多いのだが、東京か博多へ1回行くことがあればその時だけで入会金以上を得すると説明すると興味を示され、入会された人も何人かいる。

最近は50歳から入会出来る「おとなび」が登場したのでスマホを持っている人達に進めているが、寺田町駅の構内の柱の所にパンフがあると説明すると入手されて来た人も数名おられた。

北海道新幹線が開業することでJRの最後の急行列車だった「はまなす」もなくなったし、今日の写真の「特急 スーパー白鳥」も運転されなくなり、この車両は札幌と旭川を結ぶ路線に活用されるそうである。

2年半前に北海道からJRを利用して帰阪したことがあったが、函館から新青森駅間で利用したのがこの列車で、車内で面白い体験をしたことを思い出す。

函館駅から乗車して間もなくのこと。通路を挟んで一列前の席に座っている若い男性の行動に興味を抱いた。かわいいキャラクターの縫いぐるみを持っており、それを購入された駅弁の上に置いて写真を撮影したと思ったら、続いて電光掲示板に流れる文字を動画撮影している。

間違いなく鉄道マニアの「乗り鉄」か「撮り鉄」だと確信したが、青函トンネルを通過して青森駅に到着した時に席を立ち、座席の方向を変換させたので我々と対峙するみたいになって変な感じだった。

青森駅から新青森駅には逆方向に走行するのでそれでよい訳だが、車掌さんの車内アナウンスの前に行動されたのだから熟知していたのだろう。この間の所要時間は5分ほどなのでわざわざ席を転換させる必要はないだろうと思ってそのままにしていたが、対峙するようになったこの5分間は何とも言葉で表現出来ないようなひとときであった。

今日の写真は函館駅で撮影した「特急 スーパー白鳥」を掲載するが、数日前の「寝台特急カシオペア」のラストランで車内放送した車掌さんのコメントが話題になっていた。「このカシオペアはなくなりますが、これからもご利用くださった方々の心の中で走り続けることでしょう」というようなアナウンスだったそうだ。
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