2013-02-02

感じたら行動を  NO 3184


  スキーシーズンを迎えているが、昔にはなかったボードを楽しむ若い人達が増えている。そんなものが出て来るなんて想像もしなかった50年ほど前の話。当時 の「スキー板」の選び方は、立って手を伸ばして「そり」の先が掌に入る長さが標準だったが、今では随分と短いのが普通のようである。

 ネットの特集で福島県の「柳津温泉スキー場」の話題があった。そこに現存している「Tバーリフト」の画像が懐かしかった。

 それを初めて体験したのは50年前の長野県志賀高原県の発哺「ブナ平スキー場」だったが、スキーを付けたままワイヤーについた「T状」のもので、滑りながら引っ張られて上がって行くタイプなのだが、慣れるまでに何度も失敗する代物だった。

 スキーなんて出来なくなってしまったが、温泉なら大歓迎。機会があったら行ってみたいと思ってしまった。

 そんなところから銭湯へ出掛けた。いつものお気に入りの温めの湯は「薬宝湯」で、過去に何度か体験した「川?末」に「当帰末」の成分で、濃い茶色の湯だった。

 左膝から下が氷みたいに冷えた感じがするのが後遺症の一つだが、湯船に浸かりながら発病前にも感じていた症状だったことを考えていた。櫓炬燵をセッティングして就寝している日常だが、やはり温めの湯は極楽の感があるので欠かせない。

  奇跡的に生かされていると手を合わせている日々だが、こんな私に「命の恩人」と感謝してくれている人が二人いる。一人は私が医師の勧めから初めて 「MRI」を受けた時、体験話を聞かせた友人が「自分も受ける」と言いだし、医師に「頭が痛い」と仮病で紹介して貰って受けてみたら、なんと隠れ脳梗塞み たいな症状が発見され、それから20年間ずっと血液サラサラになる薬を服用しながら現在に至っている。

 もう一人は私の自宅に所用があっ て立ち寄った友人。最近の体の調子はと聞いてみたら、彼が訴える症状は間違いなく「脳梗塞」で、今からすぐに病院へ行けと言ったのに、信じずに行動を起こ さなかったら、その夜に寝ていたら天井が回り始めるおかしな症状を感じたそうで、ふと私の言葉が気になりだし、自分で救急車を依頼して病院へ行ったら「脳 梗塞」と診断されて入院したが、対応が早かったようで後遺症もなく退院の運びとなった出来事だった。

「体感に勝ることなし」という言葉があるが、これまでに7回も入院体験のある人生。様々な病気の知識を持っているつもりだが、<?>を感じたらすぐに病院にという行動が何より大切で、それこそ勝手な思い込みが命取りになるという考え方が重要である。

「ご 入院を余儀なくされ、壮絶な闘病生活を過ごされた病院の白い天井に思い浮かばれ去来されたことはどんなことだったのでしょうか?」という司会のフレーズが あるが、そうなってしまってから後悔をしても遅いのである。そんな体験を自らがしたのでその思いが強く、この「独り言」をご笑覧くださる皆様のご健勝を 願って手を合わせます。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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