2009-05-12
不思議なこと? NO 2418
リハビリの時間の合間に元社員の女性が来てくれた。私の時間の勘違いで20分ほどしかオシャベリが出来なかったが、彼女から「痩せましたね。頬から感じました」なんて言われると少し寂しくなった。
夕方にやって来た妻によると、思い掛けない団体の方々が自宅へお見舞いに来てくださったそうで恐縮。退院してからの対応が大変だと思い始めた出来事となった。
出会いは偶然、別れは必然という言葉をこれまでに何度か用いたが、同じ病気で入院生活を過ごした患者仲間には特別な「えにし」を感じるもので、先に退院された方々には、私が退院した頃には「再会を」と声を掛けている。
声の話題をもう一つ。今日のSTリハビリでは想像もしなかった声が出てびっくり、先生から「これまでの最高です」とのお言葉を頂戴した。
10時10分となっていたOPリハビリが急遽変更になったそうで、9時過ぎに「時間変更です。初めてですね」と女性の先生がやって来られ、そのお陰で11 時15分からのSTまで時間が空き、オシャベリタイムで声を嗄らすことを心配していたのだが、それをクリアして声が出たことは考えもしなかったハプニン グ、音階確認のために用意されていたアンパンマン・シンセサイザーのキャラ達の表情も何やら嬉しそうに見えた。
終了時間間際に「歌ってください」と言われたのが「蛍の光」で、途中で歌詞が思い出せずにハミングとなったが、これならカラオケが歌えるような感じがするほどだった。
声を仕事にしてきたこれまでの人生、なのに病気によって声を崩壊されるとは予想もしなかったこと。いくら戻っても元の声にはならないだろうが、音響の微調整マジックで何とかなる範囲内にはなるだろう。それなら指導教育が可能となる。
前 にも書いたが「使命」とは「命」を「使う」行動だ。私の生きた証しの集大成を伝達することが出来ればと願って頑張るつもり。弊社には、幸いにして素晴らし い女性司会者の存在もある。彼女への負担は甘え過ぎとなろうが、「天使」とは天からの使者。そんな行動で苦労をしてくれる退院までの期間、彼女とのご仏縁 が「天使」のように思えてならないこの頃なのだ。
会社でスタッフ達が激務にあるようだが、ミスがないように慎重な行動をしながらお客様のための尽力を願って手を合わす。
明日のリハビリは9時5分ST、11時15分PT、14時30分OTとなっているが、明日も心地良い響きの発声が出来ますようにと祈念することに。