2011-04-17

??月に入ってから  NO 2659


 東北の大震災から一ヶ月が過ぎたが、まだ余震が治まらないし福島の原発事故も予断を許さない状況にあるので恐ろしいことだ。

 孫3人と娘夫婦が関東圏に在住するので心配だし、大きな余震の度に電話をするが「ピアノとテレビがずれたよ」なんて言葉に驚くばかり。

 震災から数日後に交流のあるジャーナリストからメールをいただき、原発の事故が大変だと知ったが、彼が「一人でも多くの方々にこの事実を」とも書かれていたことが現実になって恐怖感を覚えている。

  危険レベルが「7」と発表されたのは選挙の後。ずっと前から分かっていたのに隠してきた政府や関係者には腹立たしい思い。前にも書いたが「危険」と伝えな いで「不安」を拡げさせるから疑心暗鬼が生じるもの。現場で必死に取り組まれる下請けの作業員の存在を考えると余りにもお気の毒だが、それにしても東電や 政府関係者の無責任な姿勢に憤りを感じてしまう。

「多くの学者を集めて会議を開催しても結論に至らず余計にややこしくなるだけ」と解説した人物が正論のようだし、次々に組織を発表する内閣に対して「バカ+バカ+バカはバカ」と言い切った亀井議員の言葉に共感を覚えたのも事実である。

 さて、社員の身内の不幸があったと思ったら、続いて私の身内の不幸があった。まさか震災の次の日から走り始めた山陽九州新幹線にこんなことで乗車するとは予想もしなかったこと。往路は「みずほ」で帰路は「さくら」を利用した。

 現在の体調で3時間以上の移動は大変に堪える。ましてやローカル線に乗り換えて20分という距離だけで気が重く、社内でずっと目を瞑っていた時間は苦痛の連続だった。

 葬儀が行われたのは過去に指導を行ったことのある式場。今では県下に5箇所の式場を有する発展を遂げたが、一親族として参列した体験からアドバイスをしなければならないことが多々あった。

 若い男性スタッフが素晴らしい存在感を与えてくれたが、女性司会者には意識改革が必要と厳しい言葉を発してしまったので反省をしている。

 その背景には新幹線の車中で「ここには彼が」「ここに彼女が」なんて塾生や仲間たちの存在を考えてきていたからで、彼女がそんな人達のレベルを知ったらどうなるかも興味深いところである。

 一昨日、桜ノ宮駅から川縁を通って造幣局の「通り抜け」に出掛けた。もちろん歩行をリハビリとする目的だったが、天満側から一方通行になっていた事実は予想外の誤算。お陰で多くの屋台の前を通る体験となった。

「金魚すくい」は知っていたが「亀すくい」を見たのは初めてのこと。しばらくすると「たますくい」とあるので<スーパーボール?>と思っ覗いたらびっくり。なんと5ミリぐらいの「おたまじゃくし」だった。

「りんご飴」「イチゴ飴」に始まり、懐かしい「カルメラ」まであったし、中国の産物や韓国の餅が販売されている光景にも驚かされた。

  そう言えば、新幹線が博多駅を過ぎると韓国語と中国語アナウンスも始まっていた。山口県や広島県内では日本語と英語だけなので不思議な感じ。西日本、東海 などの新幹線車内で販売されている「函館こがね」というスルメが大好物。昔は箱入りだったのに今は透明の袋入りに変わっており、友人に土産として持ち帰っ たら「おいしい!」と大喜びされた。

 函館で思い出したのが「北国の女神」として尊敬申し上げる「水冠」というページを発信される女性。お釈迦様と同じ誕生日だしアメリカで生まれた私の二人目の孫も一緒である。

 その孫も来年は小学校入学となるし、初孫の中学校入学と重なるので東上しなければならず、東北の皆様と共に、余震の治まりと原発の安定を心から願って手を合わせる。

久世栄三郎の独り言(携帯版)
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