2007-09-08

大きな被害に  NO 1968


 台風9号が予想もしなかった爪跡を残し、今、北海道を暴風雨に巻き込んでいる。

 収穫前だった梨やリンゴの被害も甚大のようで、吹き飛ばされてしまった無残なビニール・ハウスの映像を目に、農家の皆さんの大変なご心情を拝察申し上げる。

 午後9時のNHKニュースの冒頭で台風情報があり、函館山からの夜景に続いて室蘭市内の映像が流れ、大雨と強風の凄さを感じさせていた。

 河川の増水、道路の陥没、橋脚の崩壊から交通機関の混乱など、いやはや台風というパワーの凄さはまさに自然の猛威。闘うことも出来ず、ひたすら過ぎ去るのを待つしか術のない恐ろしいもの。なのに「地震・雷・火事・オヤジ」の中には入っていないのだから不思議である。

 それにしても荒れ狂う暴風雨の中でコメントを出す人達の言葉がひどい。徳光さんの特徴である「え~」で始まるオンパレード、中には「大きな大木が倒れ」なんて女性アナウンサーの実況もあった。

 土砂崩れで孤立してしまった村落や温泉地があるそうだが、そんな中で急病人が出たら大変で二次災害となる。どうか、それだけは起きないように手を合わそう。

 今、妻が日本海を走る大型フェリーの乗船している筈。「筈」と書いたのは連絡がないからだが、敦賀を出て東北へ向かう船が予定通りに出港し、欠航になっていなければ航行中なのだろう。

 2万トン近い大型フェリーだが、間違いなく大揺れの状況が予想され、お客さん達が「降ろして欲しい」と「後悔」しながら「航海」中だろう。

 船酔いの苦しさは体験者にしか理解出来ないほどのもの。私も何度も体験したが、ひどい時には立つことも出来ない状態になるからだ。

 そんな場合の船内には危険がいっぱいということも知りたいもの。扉が勝手に動いて手や身体を挟まれる事故が多く、私もドアの取っ手で新品のスーツを裂かれた体験がある。

 子供に危険を教える教育は重要だ。海や川だけではなくプールだって恐ろしいし、遊園地の遊具でも予想もしなかった事故も起きている。それらを他人事として捉える姿勢に危険がいっぱい潜んでいる。幼い子供の事故は親や大人の責任である。

 ニュースで紹介されたエスカレーターと履物の事故も予想外のこと。過去には回転自動ドアの事故もあった。どうか、悲しい事故が発生しないようにと手を合わす。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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