2012-04-14

もうすぐ採血なのに  NO 2900


 いつもより早めに銭湯へ。お気に入りの日替わりの温い湯は、川?(せんきゅう)末と当帰(とうき)末の入った薬宝湯。独特の香りが漂っていた。

遠い昔、父親に連れられて行った銭湯に、これと同じ香りのする湯があったが、余りにも強烈だったのでいつも逃げ回っていた。

そ んな当時に忘れられない思い出がある。確か小学校3年生か4年生だったと記憶しているが、独りで銭湯に行った際、石鹸を忘れて買ったのはよいが、石鹸箱が なくて直接手にして帰って来る途中でアイスキャンデーを買い、食べながら歩いていると同じクラスの友達に会い、分かれた瞬間に口にしたのが石鹸で、その変 な味と感触が今でも残っている。

 頭が悪いからかもしれないが、脳の誤作動は何かの拍子で起きてしまうもの。その時もきっとそうだったのだろうと自身を慰めているが、いやはや恥ずかしい限りの出来事であった。

浴 室内で使用したタオルは指宿温泉のホテル白水館の物。脱衣場で使った乾いたタオルは鳥羽シーサイドホテルの物で、どちらも昨年に行った際に持ち帰ったもの だが、後者のタオルは宿泊者それぞれが誤らないように、デザインの一部が色分けされており、同室した人達が「いいね!」と歓迎の様子だった。

 さて、今日、第二東名が開通した。御殿場から三ヶ日まで約20分の短縮となるそうだが、日本を代表する大動脈である「東海道」に別ルートが完成した意義は大きいだろう。

 今月中に、ある古刹、名刹にお参りする予定があるが、その際にこの新しい道路を走行するかもしれず、過日の東京行きで機内から見えた富士山がどのように見えるかが楽しみである。

 心配はバスの長距離移動。きっと車内で気分が悪くなると覚悟しているが、どうしても行かなければならず、無理をしても決行しようと思っている。

 これまでに何度か書いたことだが、「たい」という欲望の心情は「この世」に生かされる思いの「糧」や「源」となる。「行きたい」「会いたい」「食べたい」「観たい」などの欲望が失せたら「あの世」が近いことになろう。

 大病を患いはしたが、杖を手に歩くことが出来るし、銭湯での着替えやタオルを絞れる喜びを感じている。嚥下で食べられなかったのに食べられるようになったし、動かなかった右半身が奇跡的に動き出して驚いたが、そんなところから「生かされている」思いは誰よりも強い。

  恐る恐る体重測定をしたら、いよいよトトロ体型が進んでいる。過日の孫との食事やホテルでのバイキングが影響したのだろう。来週に医院で採血することに なっているが、間違いなく問題の数値が出ると想像する。今日から数日だが、ちょっと減量に向かって行動しようと考えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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