弊社の本社がある今里筋と国道２５号線の交差点が５差路になって有名な「杭全（くまた）町」で、今里筋の上をＪＲ大和路線が跨っている。

　線路に沿って西に１００メートル入ると東部市場駅があるが、今里筋を１００メートルほど北へ行ったところに大阪市バスのターミナル駐車場があり、昔、その西隣にうどん屋さんがあり、何度も立ち寄ったことがあった。

　すぐ近くに東部卸売市場があるところから早朝から営業されており、オヤジさんが拘っていたみたいだが、美味しい「関東炊き（おでん）」の人気も高かった。

　向かい側に５台程度の駐車場があり、深夜に葬儀の依頼からお客様のお家へ参上、打ち合わせが終わった帰路の早朝に行くことが多かった。

　確かご家族で頑張っておられたようだが、３０年も前のことなので皆さんがお歳を召されただろうと想像する。

　美味しいものを提供してくれる店内には、お客さん達の幸せそうな表情が垣間見えるもの。そんな店が閉業されてしまうことは寂しいが、世の中は何かの事情で流されることもあり、なるようにしかならないという悟りの言葉を教えてくれた人物もいた。

　 自宅に郵送されて来た旅行会社のパンフレットを見ていると、グローバルな企画が掲載されていたが、そんな中で目に留まったのが「東北復興応援企画」で、 「絆」の文字がアップされたページには、元気に営業再開「がんばろう！三陸」南三陸温泉「ホテル観洋」があり、女将さんの写真と歓迎の言葉が掲載されてい たし、その横には「私たちがご案内します！」と志津川地区のガイドの皆さんの写真もあった。

　また、その隣には「日本の皆様との『きづな』に支えられて今」というキャッチコピーで、スパリゾートとして有名な「ハワイアンズ」が紹介され、フラダンスのダンサーの写真が掲載されていた。

「地元に行ってエールを送りませんか？」というコピーもあったが、どうしても東北へいかなければならない所用があるので、その際にはそんなホテルを利用することも考えたい。

　さて、大阪の橋下市長率いる「維新の会」が掲げた「維新八策」で注目を浴びた坂本竜馬像があるのは高知県だが、その坂本竜馬が手を合わせる合掌の姿像が存在するのを初めて知った。

　場所は長崎県の五島列島だが、上述の旅行会社のパンフレットの中にその写真があり、「聖なる祈りの島の足跡をたどる」という文章もあった。

　隠れキリシタンで有名な「青砂ヶ浦教会」や「頭ヶ島教会」の近くだそうだが、機会があれば実物を目にしたいものである。