2008-04-20
早々に恐縮 NO 2182
午前0時を過ぎると、銭湯に行くべきかどうかで迷う時もある。リラックスした服装を着替えなければならないし、持参する物の準備などを考えると億劫になる わけだが、そんな時、決行を選択することが間違いなく好結果につながり、「かかり湯」を済ませてからお気に入りの温めの湯に入った時の幸せ間は最高で、そ れなのに迷いが生まれるとはおかしな性格だと思っている。
先に割烹の友人が入っていた。電気風呂も水風呂も苦手だった彼だが、今やサウ ナの他にその二つがなければその日の生活が結ばれないそう。腰痛の症状が出てから私の勧めで入るようになったのだが、人は、自身の体験によって様々に変化 していくもの。今日も「電気風呂と水風呂は最高だ」と幸せそうに語っていた。
朝、本社から電話が。昨日に司会を担当した同業者の喪主さんだが、「御礼に会社の近くまで来ているそうです」とのこと。そこで自宅近所からタクシーに乗ったのだが、この運転手さんにはびっくりだった。
「咽喉の調子は如何ですか?喉飴がございますよ」「お風邪の症状はございませんか?ティッシュを差し上げましょうか?」
乗車するなりそう言われ、思わず「あなた、過去に接客のお仕事を?」と訪ねてしまった。
「お 分かりになにますか」とバックミラーの嬉しそうな表情が見える。「実は、京都のあるゴルフ場のキャディ・マスターをいたしておりまして」とのこと。そのタ クシー会社だが、弊社と取引のあるところ。今里筋の弊社の前で降りる際、「ここの方だったのですか?」と驚かれたみたい。
玄関を入る前に駐車場を見ると、葬儀社名の入った車が停まっており、すでに到着していると知った。
応接室に入ると「有り難う」が最初の言葉。それに返した言葉は「疲れただろう!」ということ。地域性からだろうが、あんなに賑やかな「通夜振る舞い」は驚き。2人ほど飲み過ぎて倒れ、1人が救急車で病院へ運ばれたと聞いた。
昨日の式場となったお寺は、あまり車も通ることのない静かな環境の場所で、雨だけが大変だったが、その雨は勿論のこと、暑さ、寒さ、交通の騒がしさなどで 人の心に変化が生じるのも事実、お寺様のお説教やご法話だけではなく、我々の司会のトークからナレーションまでも、環境が整った空間の方がゆったりと出来 ることは確かである。
ご本尊のあるご本堂で行われる葬送の儀式の意義と価値観は別格のものだが、参列者を含めて入れるご本堂なら尚更素晴らしいだろう。