2008-07-08

ミスキャストのキャスター?  NO 2244


 喫茶店での常連さんとの会話だが、6日の日曜日にゴルフに行かれたそう。月例競技に参加したみたいで、ホームコースは京都の亀岡に在していた。

「こんなこと初めてだ!」と語っていたのは往復に走行する近畿自動車道の交通量で、いつも渋滞していたのにスムーズに流れたと驚いていた。

 そこから始まった常連さん達の談議に「サミットの影響?」なんて発言もあったが、誰もが納得に至ったのは高騰しているガソリン問題だった。

 1リットル180数円とは想像もしなかった価格、メキシコとの国境に近いアメリカでもわざわざ給油のためにメキシコに入国するというケースが増えているそうだが、ガソリン価格の何割かを国家が負担しているメキシコならではの事情があるからだろう。

 NHKのBS放送で、ずっと地球環境問題のシミュレーションを採り上げているが、50年後、100年後の環境は想像を絶するもの。洞爺湖サミットに参加している人達全員に認識して欲しい問題である。

 そんなサミットの状況を伝える夜のニュース、現場に居るキャスターや担当アナウンサーの笑顔に腹立たしい思い。もっと危機感を抱いて真剣な表情をするべきだろうと猛省を促したいところだ。

  原油高騰、食糧問題、環境問題がテーマのようだが、貧困と病気という問題を加えて行われている今回の会議、そこにテロの背景に存在している宗教問題にも触 れて欲しいと願っている。身体に爆発物を巻いて無差別に他人を殺傷する自爆テロの現実を踏まえ、宗教が間違いなく人格を変えるという現実を掘り下げて考え たいもの。

「家族がみんな幸せになれる。あなたは天国に生まれ変わることが出来る。そこにはあなたが成し遂げた聖戦行為を称える70人の 若い女性が待っている」なんてハーレムの王様のような待遇を語るペテン師レベルの言葉に踊らされる愚かな実態。それによって生じる悲劇がどんなものかを現 実に戻って考えて欲しいではないか。

 悪い宗教者はペテン師と同じ。ペテン師に甘い話と強迫は付きもの。巻き込まれて被害者と加害者の両方になってしまった人達が山ほどいるが、それにしても過去の事件から学べることは、人とは簡単に洗脳されてしまうということである。

 人間とは弱い者。それを説いた信仰に手を合わせる姿は美しいものだが、そこに感謝の本義がなければおなかしなもの。目前や現世利益を願うものは本物ではない。自身の精進と自身以外の人達の幸せを願うからこそ美しいのである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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