2008-09-22

映像から  NO 2275


 午後からずっと雷雨で夕方まで続いた大阪だが、やっと雨も止んだと思っていたら、午後9時過ぎに強い雨が降り出し、お通夜の弔問者の皆さんのことを心配していた。

 夕方に男女のプロゴルフの終盤の中継を観ていたが、女子プロの方では雷による中断という場面もあった。

 男子の方では「矢野 東」プロが優勝したが、もったいないのが染めた髪とピアスのイメージダウン。同伴競技者であった片山晋吾プロとよく似た服装で、横で見ていた妻が趣味の悪いベルトに「流行しているの?」と、不可思議な思いを抱いていたようだ。

  これまでに何度か書いたが、プロのトップ選手となればイメージが重要。そこに清潔感と洗練されたセンスも大切。それらが好感度を求める企業とのスポンサー 契約に結びつく筈だが、女性に人気の高い星野プロの顎鬚もイメージダウン。強いだけでは品格のない横綱と一緒になってしまうではないか。

  片山プロや石川遼君の首にはネックレスらしき「輪」が見られる。その会社と契約をして装着しているのだろうが、肩凝りや筋肉痛にでも効果があるのだろう か。もしも飛距離アップにつながるとなればオカルト的で実証が難しいが、ドーピングなどと同じ問題に発展することはないのだろうかと疑問が生まれる。

 それにしても、あまり格好の好いものではない。よく似たものを手首に巻いている人も見るが、果たしてどんな効果があるのだろうか。

 さて、数日前、思わぬところから昔のカメラが出てきた。記憶からすると購入してから30年は経っているだろう。外側を包む皮のケースはよれよれだったが、中身のカメラは何も問題なくそのままだった。

  カメラだけを取り出し確認してみると、フィルムが入ったままで何枚か撮影した状態になっている。そこで寝そべっていた我が家の悪猫をモデルに数カットを撮 影、式場にいたスタッフに写真屋さんでの確認を依頼、何が撮影されているのかと期待しながら待っていたら、現像不可能という結果となった。

 日本全国へ出掛けたこれまでだが、いつもカメラを持参することはなく、同行した人達や現地で会った人達が撮影してくれた写真だけが残されている。

  携帯電話のカメラ機能やデジカメの登場、それらを全く想像もしなかった時代のカメラに、何か昔のことが懐かしく思い出されて来そうだが、ふと浮かんだひと こまは子供達が幼稚園に通っていた頃の通園バス。居住していた昔の家の前に停車してくれるコースだったので朝に撮影した記憶が蘇った。

 昔のカメラは撮影技術によって出来上がりが全くことなった。シャッタースピード、絞りなど撮影者の感覚に左右されるところに味もあり、何より被写体のアングル決定のセンスも大切だった。

 室内でフラッシュを使用しないで撮影する際、絞りの微妙な判断とシャッタースピードの遅さに「手ブレ」が厳禁という問題がある。故に誰もがカメラマン的な心情で撮影をしていた楽しみもあった。

 ピント調節不要、シャッターだけ、なんて便利なデジカメや携帯電話での撮影は便利だが、平面的で奥行きに味がないという世界とも考えたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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