2003-12-05

町の会議から    NO 626

 青森の弘前市で12センチの積雪があり、我が大阪でも今度の日曜日には寒波がやって来るそうで、いよいよ厳しい冬の季節の到来である。

 昨日、私の住む町で役員会議があった。去年から始めた子供たちへのクリスマスプレゼントが好評で、今年はグレードアップして取り組むことになった。

 サンタクロースの衣装を身に付け、0歳児から小学校6年生までを対象とし、各家を訪問するわけだが、プレゼントの買い物や袋詰めも大変。女性部長を中心としてプロジェクトチームが結成された。

 トナカイとソリがトラックであった去年だが、今年は、ある役員さんのご好意で新兵器が登場した。リヤカーの登場である。

 そこから会議が熱くなり、一気に装飾まで進んでしまい、それぞれの役割分担を決めて経費を計算したら予算オーバー。しかし、「子供が喜ぶ」ということで満場一致で決行される。

 去年の反省点からカメラを数台用意することにもなった。訪問する家々でご両親が「写真、写真」と懇願され、カメラ探しで予定時間をはるかに超えた。そこで記念写真班も考慮に入れた。

 さて、今時、リヤカーとは珍しい。私が小学生の頃には八百屋さんの大八車も見掛けたし、自転車で引くリヤカーも少なくなかった。

 そんなリヤカーが見直されたのが阪神大震災。足元の悪い中、タイヤの大きなリヤカーが便利で大活躍をしたと報じられていた。

 そのリヤカーへの装飾だが、役員さんたちの提案からかなり派手目となる様子。モールや電飾に音楽まで組み込むそうで、コンパネの制作にリヤカーの下見まで話が進む。

 私は、名前だけの副会長。何か協力をしなければと、広報用のポスターとメッセージカードを創作することにした。

 ポスターは、班長さんの自宅や銭湯に掲示するとのことで30枚は必要。事務所にある大型のカラープリンターを利用し、デザイン創作を女性スタッフに頼み込む。

 私の住む町会だが、お年寄りは多いが子供が少ない。今回の対象となる子供さんの人数は約60人。

表通りから裏通りまで路地が複雑に入り乱れており、リヤカーが何より重宝されるだろうが、隣接の町会と区域が分かれている道では問題がある。

向かい側の家の子供さんには目の毒。そこで、そんな場合を想定し、小さなプレゼントをと言う案も出た。

 毎年恒例となれば子供たちとのコミュニケーションにつながり歓迎されるだろうが、懸念を抱くことがふたつある。

 それは、各町会のエスカレートと、「当家は、宗教上の問題で」と拒否される方の存在。
兎角この世は難しい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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