2003-12-16

他社との交流で    NO 637

街は年の瀬、人々の喜び悲しみのすべてを押し流すように今年が流れて行くが、私の年の瀬は大変なスケジュール。

 明日は東京から大切なお客様が来阪されるし、続いて名古屋への出張も入っている。

 事務所に立ち寄ると、東京研修会に参加していた女性スタッフが二人いたので感想を聞く。

 「日本トータライフ協会って、本当にプロの集まりなんだと再確認しました。高度な特殊技術を、あんなに分かりやすく受講できたのは初めてです」「任せてください。完璧にマスターしてきましたから」

 両者は、<行ってよかった>という幸せそうな表情を見せ、辛かっただろう強行スケジュールのことについては何も言わなかった。

 協会のメンバー掲示板を覗くと、上述の二人が質問を書き込んでいる。冒頭に謝意が書かれてあったが、その後がいけない。質問に対する返信を頂戴しているのにその御礼の返信が欠けている。代わりに私が代筆ということで書き込んでおいたが、明日は叱責をしなければならない。

 弊社のスタッフたちは、みんなパソコンに長けており、帰宅して夜遅くに私の「独り言」を開ける社員もいると聞いた。 <あれっ? まだ発信されていない。飲みにでも出掛けたのかな?>

 発信が遅くなると、そんな勝手な想像をしてくれているそうだが、彼らは、私が酒に弱いことを信じていないようだ。

 今、弊社には素晴らしいスタッフたちが揃ってくれた。それぞれが個性を認め合い、いつもお客様のことを真剣に考えて行動している。人材から人<財>と呼べるスタッフたちに成長したが、その背景に日本トータライフ協会のメンバーたちとの交流があることが大きい。

 昨年から、女性スタッフを中心に研修会に参加させた。四国に行った者、北海道に行った者、東北、東京へ行った者などがいるが、自社を離れて勉強することは貴重な体験。九州の社葬に伴った二人は、それだけで確実にひとまわり大きく成長した。

 また、隣県にある神戸の公詢社さんとの交流も喜ばしい限り。これは、1年前の大阪、神戸研修会で両社がホストを担当してからいよいよ深まったが、スタッフだけの会話の中では、「どちらの社長も哲学が似ているね」と言われているよう。

 インターネットの世界で際立つ存在になった日本トータライフ協会だが、私には、これから大きな責務がある。加盟を希望される業者さんが増え、入会は歓迎したいが現存メンバー各社との温度差を解決しなければならないから。

 葬祭サービス学、葬祭心理学、司会学、プロデュース学から始まり、星名登録、慈曲葬、無宗教形式、そしてホテル葬や音楽葬、更には悲嘆のケアやカウンセラー学など、その道は広くて深いもの。

 それらを研鑽してきたメンバーと、これから学ぶ人たちの差が歴然としており、温度差の解決にはハードな研修しかないが、その内容の多くが知的所有権に帰属するソフトであるから大変なこと。

 最近、私の隠れ家への予約が増えてきた。その多くは「司会」から「司式」への意識改革要望だが、急な仕事で日時の変更をお願いすることも多く、その条件だけは譲れない。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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