2004-08-23

寂しいですね?  NO 891


 天気予報が的中、朝から雨。中国道と山陽道が分かれるジャンクションを過ぎると大雨。

 千代田、三次、帝釈峡辺りは猛烈、時速40キロでも恐ろしいぐらいの視界。ワイパーの役目が情けない状況。

「司会」は得意だが、この「視界」不良だけは、じっと耐えて堪えるしかなかった。

 あちこちで事故の現場に遭遇する。自分が加害者、被害者にならないように安全運転。雨の影響で危険なところから、オート・クルーズがあまり使用出来ず、リッターあたり8.5キロとなってしまった。

 走行中に携帯電話、対応することが不可能。そこで、その度に次のサービスエリアに立ち寄ることに。

 何度か事務所から入っていた電話、やっとつながったらパニックっている様子。いきなり女性スタッフから「お寺さんが50人ですよ」と言われた。

 <50人? 普通の葬儀ではない筈>と思ったら、やはり予想通り。お寺さんの奥さんのご葬儀で、車の中で手を合わせる。 

 これまで多くのお寺さんの葬儀を担当したが、導師をつとめられることが多くても、自坊の葬儀となると意外とご存じなく、パニック状況が多いもの。今回のお寺さんのことを心配申し上げる。

 大阪を出発して1600キロを走行した。緑を眺めながらゆっくりと走ったからか、予想外に疲れを感じない。加齢に比例して疲れが後日に出るとも聞くが、温めの風呂でリラックスタイム。

 今、大阪の町は地蔵盆の時期。あちこちの裏通りでテントが張られている。お世話をされている方々の高齢化が進み、テント設営を弊社に依頼されるケースも増えたが、テレビ、ゲーム、パソコンの時代。子供の遊びの世界も急変しており、集客にも企画力が必要となってきた。

 「お菓子を用意したら、貰ったらすぐに帰ってしまう」と、お年寄りが嘆いておられたが、参加する子供の年齢層も低下してきているようだ。

 最近、中学生なんて全く来ない。小学生でも高学年になればパーセンテージがダウンする。

 どこかお地蔵さんも寂しげだが、大人の世界はややこしい。地蔵盆という行事もクリスマスと同じで、宗教上の理由で子供を参加させないという方もある。

 神や仏を信仰される姿は尊くて美しいものと言われるが、尊く美しいのは神仏である。

妄信する姿は美しくなく、それで争いになるなんておかしなこと。もっと心を広く開いて欲しいと願っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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