2014-10-26

こんな世界が  NO 3993


深いご仏縁に結ばれる人物が会社を立ち上げ、やっとHPが公開された。北海道函館市の「清雅舎」という会社だが、秀逸な水引細工はまさに芸術作品で、女性の世界で静かに人気が高まっているネックレスやイヤリングなどもあり、その「品」の良さが印象的である。

水引で「こんな物が!」という作品の画像も掲載されているので必見だが、このHPを製作設計された人物の感性も衝撃的レベルで、さすがに知られた「幸せ列車」の管理人さんだと再認識した。

「清雅舎」のHPに推薦文を掲載というご仏縁にも結ばれたが、昨秋に講演で北海道へ行った際、夫婦で大変お世話になった出来事もあり、過日には大好物の「ジャガイモ」を送ってくださったので恐縮している。

今年、介護をされていたお母様がご逝去された。短歌を詠んでおられて冊子にまとめておられたものを拝見したことがあるが、それは昔の女性の教養を物語るレベルで、ただ感嘆するばかりだった。

お母様の葬儀に際し、式場に水引細工の作品が供えられた。それは金色の鳳凰で、極楽を象徴する思いが「かたち」になったものだった。

参列者の方々の目に留まって話題となり、ある方がご家族のその日のために考えたいと製作依頼をされたそうだが、その作品は額縁に入れられて飾られ、その日を迎えた時に出されて添えられるとのお考えだそうである。

函 館に夫婦で立ち寄った際に立派なお寺に参拝させていただいたことが印象に残っている。ご住職ともお話をさせていただいて有意義なひとときを過ごすことに なったが、そのお寺の記念法会に水引細工で「桜」の花を創作、ご本堂に奉納されたことが新聞に大きく採り上げられた記事も拝見した。

そんなところから作品の世界は本物である。過去に実物を目にしたことがあるので価値観を認めてお勧め出来るが、そこには見事な日本の文化が継承されている。

会社を立ち上げた人物は「香道」「弓道」「和歌」「篠笛」「篆刻」「礼法」などに造詣深く、別の世界で「空飛ぶ水冠」というページを公開されており、宗教者の法衣や法具の紹介が詳しく紹介されているので我が業界やお寺さんの世界ではかなり有名なページである。

そこに「迷いの窓」というコラムの存在がある。その秀逸な内容をご覧になれば驚かれるだろうが、文章の構成や表現力は半端じゃなく、駄文の列記で回数だけ多いこの「独り言」とは異次元のレベルである。

ご興味があれば「清雅舎」で検索を。

今日の写真は、その「迷いの窓」のコラムから「香」に関する「十徳」である。
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