2016-01-09
古稀なんだ NO 4430
友人からメールで共通してご仏縁に結ばれる人物の体調が悪いと知って心配していたら、昨日に本人から手紙が届き、容態について詳しく説明されていたので励ましのメールを送信しておいた。
仕事に追われて気が付けば身体が悲鳴を上げていたことを知ることも多い。少し休養するだけで回復することが多いが、齢を重ねると無理が祟って来ることもあるので気を付けたい。
郵送物の中に往復葉書が入っていた。それは「古稀の集い」の案内で、小学校時代の同窓会だった。
私は3月生まれなので春に満69歳を迎えるが、大半の同窓生は今年に満70歳を迎えるのだから数え年69歳なら「古稀」になる訳である。
「古稀」の言葉で思い出すのが大横綱「双葉山」が69連勝で安藝の海に敗れた時のラジオの実況放送のアナウンサーの言葉。NHKのレジェンドとして知られる「和田信賢アナウンサー」の「古稀は稀なり」という言葉で、この対戦に関しては過去に何度か紹介したことがあるが、また改めて紹介しておこう。
私はこの逸話が大好きである。双葉山が敗れて場内は大変だったみたいだが、浮かれる安藝の海に対して「勝って騒がれるより負けて騒がれる力士になれ」と諌めた親方の言葉は素晴らしいと思う。
「和田信賢アナウンサー」はヘルシンキで開催されていたオリンピックの実況を担当され、帰国される時にパリで若くして客死された歴史があるので残念だが、過去にアナウンスの勉強をしていた当時に「和田信賢アナウンサーに教えて貰った」という人物に指導を受けたことがあるので懐かしい。
さて、古希の会だが、もう半数ぐらいが亡くなっているみたいで寂しい限りである。数年前に住吉大社内で同窓会が行われたことがあったが、その時に大半が何かの薬を服用していたのが印象に残っている。
「彼も亡くなったのか!」「彼女も亡くなったのか!」と現実を知ることになるが、この世に生を享けた故の宿命なので仕方がなくても、この世で縁に結ばれた人達がいなくなることは寂しいことである。
長い間外国に出掛けていた身内が帰国するので関西空港に迎えに行く予定だったが、少し体調が優れないところから自重することにした。
空港が登場したところで今日のニュースにあった国内の空港問題に驚いた。昔に県内に1空港か2空港をという取り組む時代があったが、現在は大半が赤字で税金で補填されているそうだ。
成田、羽田、伊丹、福岡などは黒字のようだが、地方は全てが赤字という現実は行政の拙さを考えてしまう。
今日のBSで明治時代の「住友」のリーダーをテーマにする番組があった。その中で大改革に取り組む提案に反対され、その反論に「100年先のことを考えて」という言葉があった。そんな政治家が存在すれば歓迎だが、1に「保身」、2に「おらが国さの利益」、3に「自党の利益」となっている現実に憂いを抱く人達も多いだろうし、そんな心情が投票率の低さに顕著なような気がする。
今日の写真は函館空港で撮影したものを。