2024-01-05

しんどかった  NO 10080

久し振りにリハビリに行って来た。やはり1か月のお休みは体力が弱っていたみたいで、リハビリのメニューがハードに感じた。

新しい先生が増えていた。柔道整体師もいるそうで、リハビリを受けなければならない高齢者が増えているだから求められるだろう。それにしても脳梗塞や脳出血を原因とする患者さんが多い。今日は15人ほどの中で8割が対象で、ちょっと血圧チェックをするだけでも防げるケースもあると伝えたい。

今日は一人の患者さんから相談を受けた。彼は2年半前に発症してから右半身が熱くて仕方がないので困っていると言われたが、私が発病してから右半身の水風呂、左腕の温覚痛覚麻痺がましになったのは7年間を要したと伝えると安心されたみたいで、「がんばります」と笑みを浮かべておられた。

能登半島の地震のニュース映像は衝撃的で、改めて地震の恐ろしさを知ることになる。和倉温泉に知られる「加賀屋」という旅館があるが、過去の地震で被害を受けた際に日本を代表する建設会社が、数百人の大工さんを連れてやって来て、約1か月で営業ができるようになったという逸話が有名だった。

今回は甚大な被害が出ているようで大変だが、名旅館の復興に期待したい。

リハビリをしている時、真向いに外科病院があり、そこは妻が施設で転倒して股関節を骨折して入院し、手術の日に共通の友人の通夜があったので彼が亡くなったよと伝えると、嗚咽して悲しんでいたことを思い出す。周囲で亡くなった人が本当に多い。「あの人も!」と驚くことばかりだが、本当に寂しい。今日は朝から医院へ行き、2週間分の薬を貰いに薬局へ行ったが、一部部の薬がないそうで入荷したら自宅へ届けると言うことで帰って来た。

最近の生活の中で薬不足とタクシー不足を実感するが、大きな地震だけは御免被りたい。

近くの友人の死もあり、リハビリに来ると強烈なノスタルジーに陥り、早く逃げ出したくなる。医院の先生から診察を受け、「メンタル部分で気を付けるように言われたが、それは喪失感という悲嘆の心情であろうが、当分続いて苛まれるだろうと想像する。

過去に書いた悲嘆の心情を紐解くと「怒り」「猜疑心」「不信感」「孤独感」などが強くなり、妻と同年代の人を見ると「なぜ妻だけが」なんて思い始めるそうだが、いまのところそこまでは行っていない。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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