2016-10-06

人の命  NO 4995

ジパング倶楽部会員証人の命は分からないもの。前日にお元気だったのにご急逝されたと知って衝撃を受ける。もう40年以上も妻が交流していたので落ち込んでいるようだ。

少し年上の女性だったが、いつも小奇麗な身嗜みだったことが印象に残っている。突然に死を迎えるということになれば死因は「心疾患」か「脳疾患」が大半となる。日常の血圧チェックや自分の身体について細部まで把握しておくことも寿命に変化を与えるようだ。

疎開道路を歩いていると友人が自転車で通り掛かった。彼とは同年生まれで同じ大病を患ったこともあって特別に親しい関係がある。

「左半身が痺れているようで診察を受けてもどうもないと言われるので困っている」と言ったので、頭部と頸部のMRIを受けることを勧めておいたが、何か原因があることは確かで、それが何かを追究する行動は大切である。

そんなことを偉そうに言っている私自身も弱っている。杖を手に歩いても真っ直ぐに歩けないようになって来ているからで、それは目の不自由な問題も関係しているようだ。

大病を患って入院し、長くて苦しいリハビリを経て退院したのは8年前だが、車や電車に乗ると気持ち悪くなり、抵抗なくの乗れるようになるまで3年以上を要した。

急に後方を振り向くことを避けなければならず、ちょっと横着をすると転倒する危険性があるので気を付けている。

電車の利用も進行方向に向かって着席する座席でなければ気分が悪くなる兆候がある。長いベンチシートで車窓を背に座ると大変なので避けている。

杖を手にあることが出来ることは幸せである。タオルが絞れること、衣服のボタンの掛け外しが出来ることなど、当たり前のことがどれほど幸せかを学ぶことになったが、発病と同時に嚥下障害を発症して食べられるようになるまで随分と苦労があった。

同病で食事をしても味を感じない人もいるそうだが、それがなかったことは幸運だった。しかし声帯を半分失って会話でコミュニケーションが可能になるまでの期間も苦しかった。

遺言の準備を始めているが、忘れていた土地を所有していたことを知った。それこそ猫の額ほどの土地だが、トラブルを避けて買い取った土地で、登記簿には私の名義となっていたので気付くことになった。

次々に進めなければならないことがいっぱいある。金融機関から送られて来た書類に私が署名した記憶のない物もある。弁護士や司法書士に依頼して調べて貰うように進めている。

次々と出て来る書類にびっくりするものがある。こんなことが社会で通るのかというのも少なくない。

この世を出立するまでに解決しておかなければならないことが多い。昔からどんなことでもプロに依頼するのが私の性格。まだ日数が掛かりそうだが、意外な展開が起こりそうである。

今日の写真はJRのジパング倶楽部の会員証を。更新手続きをしたら今日新しい会員証が郵送されて来た。最初から全て割引になる特典を有効活用してあちこちへ行く予定だが、動けなくなったらどうにもならないし、見えなくなったら最悪なので後悔の内容に行動しようと考えている。
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