2013-03-31

知らなかったこと  NO 3238


 ニュースにマンションの高層階と1階とどちらがよいかというテーマで触れられていた。どちらにもメリットとデメリットがあり、それらは「一長一短」という言葉につながるようだ。

 随分と昔のことだが、ドイツの学者が子供の教育について問題提起した書物を読んだことがあった。そこに高層階に住む子供達は低層階に比べて運動量が少なくなり、その要因として親の目が届かないところから部屋から出さないことが多いと分析していた。

 冒頭のテーマの中に、1階なら誤って落下する事故がなくなるという考え方もあったが、一方に窃盗などのターゲットになり易いことから被害の危険性が高いという指摘もあり、どちらを選択するかは中々難しい問題だと考えさせられた。

  今、大都市圏には高層マンションが増えており、電気がストップして自家発電の限界をオーバーしてエレベーターが使用不可能になったらどうなるのだろうと心 配する。40数階に居住する知人がいるが、いつも冷蔵庫には1週間程度の食材が入っているそうで、ガスの設備がないところから簡易式のガスコンロを備えて いると言っていた。

 高層階なら「蚊」がやって来ないという分析もあったが、強風の揺れや地震の際の恐ろしさを想像したら高所恐怖症の性格には無理なようだし、階下から失火で火災が発生したらと考えるだけで落ち着かなくなるだろう。

 一戸建てとマンションとどちらがよいかという論議もあるし、ローンを組むか賃貸かも意見の分かれるところ。消費税の増税予定から高級車や高額マンションの売れ行きが好調というニュースもあったが、社会の急変から将来の展望の見極めが難しくなっているのも確かなようだ。

 スカイマークが本日限りで関西空港発着の便を撤廃すると発表していた。航空業界では考えられない発想を打ち出して物議を醸した出来事もあったが、あれはどのようになったのかと興味を抱きながら、関西空港に関する話題も増えている昨今である。

 
泉佐野市が関空橋を通行する車から100円を徴収する決定を下したし、ジェットスター航空と南海電鉄がタイアップし、難波と関西空港を結ぶ特急「ラピート」の料金を「1000円」に割り引く企画を発表していた。

  JR西日本も格安航空会社の潮流に対抗して、新大阪と博多間を1万円にする割引運賃を発表していたし、歌手の「谷村新司さん」が起用されたCMも話題で、 西日本管内なら2日間乗り放題で、指定席が4回利用出来る企画も好調のようで、普通席「18000円」グリーン車「20000円」という料金は正規料金か らすれば信じられない価格である。

 アジアの格安航空会社が我が国に就航した際、その記念に「ご縁」から「5円」という料金で遠方まで行ける信じられない企画を打ち出し話題になっていたが、何でも限度があり、行き過ぎた発想には強い抵抗感と共に異様な「?」を抱くことも生じるものである。

  温泉博士と称される友人が、ネットの中で「夫婦で温泉に。1泊2食で150円」というCMがあったと驚いていたが、詳しく聞いてみるとそこも紹介ビジネス をするピンハネ発想で、加盟するホテルや旅館に対して広告宣伝費の代わりにこんな料金で部屋を提供させていると知った。

 物流スーパーにも、ある一定金額以上を購入した人に対して「1円」で卵10個を販売する企画を打ち出しているところもあるが、仕入れ先や下請け会社を泣かせる企業は必ずや問題が発生するのが世の常である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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