2012-09-19

何が違うの?  NO 3050


 日本の女性の16人に一人が乳癌の危険性があるそうだが、医学が進化しているとしても、早期発見が何よりなので気を付けたい。

 そんな手術を受けられた方々が温泉に行かれるために考案された「入浴衣」があることを知ったのは数年前。長野県の昼神温泉に立ち寄ってからしばらくすると、あちこちの温泉旅館の「女将さん」達の団体が、それらを研修に集われたというニュースがあった。

 今では「ピンクリボン」という発想の存在があるそうで、温泉旅館のホームページにそれらを表記しているところも多くなった。

 一方で、元組長から引退した人物と話したことがあるが、背中に立派な彫り物があるそうで、そのために6月から9月のゴルフは行けないという嘆きを吐露されたことがあった。

 芸能人の間にも「タトウ」というものが流行しているみたいだが、反省で済まずに後悔になることが多いので行動する前に深慮を巡らせたいものである。

 温泉旅館やホテルの大浴場の入り口に「刺青をされた方はご遠慮ください」という掲示を目にすることが多いが、冒頭のような専用の「入浴衣」があればよいのにと思ってしまう。

 因みに書いておくが、江戸時代に刺青を許された職業があった。それは「火消し」で、万が一巻き込まれて焼死してしまった場合のことを考慮されてのことだった。

 温泉旅館も格安料金を全面に打ち出すところが増えて厳しいようだが、一方に高額で「質」を重視する旅館の人気も高く、それらが二極化しつつある傾向という分析結果もあった。

 友人のグループが、テレビで宣伝を目にする「7800円」の温泉旅館に行ってきたそう。新大阪駅からバスで往復する格安料金の企画もセットされ、合計で1万円と少しで加賀温泉に行けたと言うのでびっくりしたが、低価格にはそれなりのシステムだったと体験話をしてくれた。

 フロントでチェックインをして部屋の鍵を貰い、少し離れた廊下に浴衣コーナーがあり、そこで自分の身長に合わせて選んだ浴衣を持って部屋に行くが、鍵を開けて入った室内にはすでに人数分の寝具が準備されてあり、食事はすべてバイキング形式だったのは言うまでもない。

 部屋係という仲居さんを省いて人件費を抑える。お客さん達が夕食に行っている間に布団を敷くスタッフも必要ない。つまりは館内では「何事もセルフで」というシステム。それでも「お得感」があったそうなので納得をしていた。

  山口県「湯田温泉」に松田屋という老舗旅館があり、何度か宿泊したことがあるが、ここに「維新の湯」呼ばれる小部屋の浴場があり、坂本竜馬、高杉晋作、西 郷隆盛などの歴史で名高い人物達が密談に利用したという逸話もあったし、著名な作家が定宿として中庭を眺めながら執筆されていたということを仲居さんから 聞いたこともあった。

 どちらも温泉旅館に変りはないが、その地の観光情報や秘話を仲居さんから教えて貰うのも楽しみの一つ。旅とは、そんな非日常的なひとときを過ごすことなのだろう。

「維新の会」に注目が集まっている。幕末の志士達と今回の7人の国会議員達を比較するのはおこがましいが、少なくとも志士達の「維新」という名を汚さぬようにと願ってしまう。

 今日の写真は、昨号で掲載出来なかった「天空館」の別のもの。また不具合が発生したら間違いなくパソコンに問題があることになる。どうか入って!と願ってエンターボタンを押してみよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net