2012-12-06

トトロの道  NO 3121


  北海道が発達した低気圧の影響から台風並の猛烈な暴風が吹き荒れ、あちこちで停電が発生しているよいうニュースがあった。今夜は激しい吹雪だそうだが、先 月に厳寒を覚悟して行った北海道の旅は、何より天候に恵まれていたと実感しながら、函館の旅館の朝風呂でガラス越しに見た日本庭園の木々の様子を思い出し ていた。

 朝7時頃に大浴場に行ったのだが、それこそ台風みたいな強風が吹き荒れ、時折に激しい雨も降っており、昼時に搭乗予定の飛行機の欠航を覚悟する程だった。

 それが、午前10時過ぎに嘘みたいに治まったのだから幸運で、定刻に函館空港を飛び立つことが出来たのである。

 あれから20日間が過ぎたが、連日に報道される北海道の荒れ模様にびっくり。お世話になった方々の地で被害がないようにと手を合わせている。

 さて、我が家のやぐらコタツが故障した。悪猫の存在もあるので知人の電機ショップに来て貰ったら、「寿命です」とのことから新しいものをお願いしたが、ちょっと出掛けている間に持参してくれたみたいで庭の奥に置かれてあった。

 想像もしなかった程重たかったが、何とか2階まで運び上げてセッティングをしたら、早速悪猫が潜り込んでいた。

「雪やこんこ、あられやこんこ」で始まる唱歌があるが、その歌詞の中に「猫はコタツで丸くなる」というのがある。

 この唱歌を大きな音響で流すビジネスが始まった。荷台にタンクを積んだ灯油の販売だが、一回目は通り過ぎながら「灯油缶を玄関前に」とアナウンスしながら通過し、しばらくすると再来するシステムのようだ。

 夏にはポール・モーリアグランドオーケストラの「シバの女王」を大音響で流しながら「ワラビ餅」販売の車の存在があるが、こんなビジネスモデルに誰も怒りを抱かない社会は何かおかしな思いがする。

 昔に多かったセスナ機から呼び掛ける宣伝と同じケースで、耳にしたくない人にも一方通行で聞こえて来る。こんな横着な行為が許されているとは不思議な話。彼らにも生活があることは理解出来るが、ちょっと考え直してみるべきではと提起したい。

 大音響と言えば「選挙演説」もそうである。ウグイス嬢が候補者の名前を連呼しながら通る選挙カーにもうんざりだが、もう少し音質の良い音響システムをと教えたいものである。

 今でこそ葬祭専門式場での葬儀が増えたが、昔は自宅やお寺でのケースが大半。そこで選挙の時期になるとあの絶叫型のアナウンスが大変だった。中には「お取り込み中恐れ入ります。ご冥福をお祈り申し上げます」とアナウンスして過ぎ去る車もあったのだから困っていた。

 ウグイス嬢には様々なバージョンのマニュアルがあると聞いたことがある。他の候補者と遭遇した際のコメントもあったが、前述の葬儀バージョンも想定されていたのだろうかと興味を抱く。

  厚生年金基金で問題が表面化した「AIJ」一連の裁判が始まったニュースもあったが、被害に遭われた組織団体は補填まで強いられるのでダブルパンチとも なってお気の毒である。我が業界も平成4年から基金が始まっていたが、運営利率が下がった問題から平成19年に解散していた。幸いにも悪徳な連中に運営を 任せていなかったので助かったが、もしも被害者となっていたら補填という問題で大変だったと想像する。

 忘年会のシーズンだ。あちこちからお誘いがあるが、出来るだけ遠慮することにしている。今日は、特別な仲間とお気に入りの場所で会食をして来たが、ちょっと食べ過ぎたみたいなので帰路は30分ほど歩いて戻った。

  医院の先生から「旅行や忘年会はセーブしなさい。減量は食事を抑えることが重要なのです」と指導を受けているが、過去の入院で嚥下障害から2ヶ月間食事を 摂ることが出来なかった体験もあり、食事が出来る喜びが一層募ったのが困り物。もう少し歩く距離を長くしなければと考えた今日だった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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