2012-02-20

お気の毒?  NO 2847


 昨号の号数を「2546」と打ち込んでいたよう。過去にも300号ぐらい計算が合わないこともあり、きっとこんなミスで起きた事象なのだろうと思っているが、前にも書いたように、もう3000号を通り過ぎている筈だが現在の号数で続けていく。

 久し振りに冷え込みがゆるやかな日で、珍しい二人の人物から電話があって嬉しい思い。

 一人は昨年に結婚し、先月に子供が誕生したそうだが、「子供って可愛いですね」と見事なほど親馬鹿振りを語ってくれた。

「随分と聞き易くなりましたね」と言われたが、これまでに喋っていることがリハビリ効果につながったみたいで、コミュニケーションが出来るだけでも有り難いと手を合わせた。

 常用する薬を貰いに医院へ行き、ついでに「MRI」の結果について画像解説をいただいたが、一部に「隠れ脳梗塞」があるみたいで、それは年齢的に誰にでも存在する程度のものなので心配ないとのことだった。

  そんな訳で頭部には問題がなかったが、頚部の画像に不思議な事実が判明した。首の後ろに存在するべき2本の血管の内の1本が消え掛かっているらしく、それ は先天的か随分昔からと考えられるそうだが、上部でつながっているのでフォローは出来ているそうで安堵。ふと過去を振り返って考えられるのは、若かりし頃 に遭った交通事故。そんな状態で今日まで命があったのだから儲けものと思い直し、また改めて手を合わせた。

さて、我が家に届いた郵便物の中にポスティングされたものが一通あった。パンフレットに「はじめまして」と書かれたお粗末な支店行きの葉書のコピーが添付され、星座、血液型に趣味が書かれてあった。

 社名が変更されたことのある冠婚葬祭互助会だが、過去に傾いた時にパンフの社名に新社名を貼り付けるという横着なことをしていたこともあり、株式会社「***互助会」と記載された社名を見ながら<大丈夫?>と心配した。

 昨年の12月初旬、京都地裁で下された判決が話題になった。それは、冠婚葬祭互助会を解約する際に差し引かれた手数料が不当と提訴した裁判。裁判長が下した判決は高額過ぎておかしいという内容だった。

  それによって解約を申し出る人が一気に増えたと聞くが、互助会組織にはもう一つ大きな問題が秘められていた。それは、数日前、政府が「休眠預金」の活用を 発表したケースに似た問題で、満期になった互助会の契約に対して通知もせず、契約者自身がもうこの世に存在されていないという現実もあり、過去に国税庁が この部分は会社の利益として判断するべきという問題が表面化した事案である。

 家族葬が多くなった昨今、互助会に新規加入される人が激減 するのは当たり前。会員の権利で特筆されることは式場を利用出来ると言うことだろうが、「次の方ご案内」というような発想に大切な人を任せることに抵抗感 を抱かれる人も多く、隣のお通夜や葬儀が丸見えとか、ロビーに受付が数軒も存在する混乱は日常茶飯事のようだ。

 葬儀で後悔されることは二重の悲しみ。絶対にあってはならないこと。故人がこの世におられないということは、謝罪する対象である相手様がおられないと言うことになる。

 過去に書いたことがあるが、保険のセールスと互助会のセールスは年がら年中募集をしている。それは、友人や親戚さえ契約してくれたら人件費以上のメリットがあるから。勧誘して契約に進み、やがて友人や親戚の縁が切れたということだけはないようにと願っている。

 パンフレットの中に祭壇の写真があった。白木の固定型のタイプで、何度も使用可能な形骸とも言うべきレベルで価格設定があること自体が驚きの現実。弊社では、すべて一から花だけで創作するのだから180度異なっていると言えるだろう。
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