2008-01-21

それはないでしょう!  NO 2099


 東国原宮崎県知事をスタジオに迎え、安藤キャスターが司会をするニュースを観ていた。

ゲストに元宮城県知事と評論家らしい人物が招かれていたが、予定が終わって天気予報に入る前、彼女の発言にびっくり。その2人のゲストに「夜遅くに有り難うございました」と言ったからだ。

 承知して出演している筈だし、間違いなく出演料や交通費が出ている。文化人はタレントと違うので出演料は信じられないほど低額だが、この「独り言」の訪問者の皆様には、その言葉が視聴者側からすれば、どれほどおかしな表現かをご理解いただけるだろう。

プロとしては基本以前のミスで、「不適切な発言でした」と謝罪しなければならないレベルである。

 この番組ではエキゾチックなイメージの女性がニュースを伝えているが、彼女の言葉にも「え~」という変な発声が接続詞のように多用され、もう少しひどくなれば徳光アナウンサーのレベルに達すると苦言を伝えたい。

 時折に関西発の番組「ちちんぷいぷい」を観ることもあるが、ここに登場するアナウンサーのレベルもひどく、意識して「え~」を少なくしなさいと思ってしまう。

 総合司会を担当するのは、過去に何度か番組でご一緒したことのある「角淳一」氏だが、彼のオシャベリはアナウンサー現役時代から今のまま。害のない人柄だけが売り物というキャラと言えるだろう。

 最近、お笑い芸人が大半というバラエティ番組のオンパレードだが、「島田紳助」氏や「和田アキ子」さんの番組には「観たくない!」と感じる共通点がある。出演者達が2人に対して気を遣い過ぎる光景がありありと見えるからだ。

 高視聴率を稼ぐ人気者として活躍中だが、昔はそうだったように、その裏側に弱者のハートがあることも忘れないで欲しいものである。

  10日ほど前だっただろうか、「ビートたけし」さんの番組で信じられない光景があった。イジメの被害者を売り物にしている「上島」さんというタレントだ が、口にマッチ棒を銜えさせられ、それを「たけし」さんがプラスチック製らしいバットを振り回し、先に貼られた発火紙との摩擦で着火するというものだった が、バットは顔面を直撃、それは間違いなく確信犯。「上島」さんが腹立たしい思いを抑えながら媚る姿に哀れみを感じた。

 一方で、年末頃 から週刊誌などである問題が採り上げられている。崩壊した「円天」問題に絡み、紅白歌合戦出演を外れた「細川たかし」さんのこともそうだが、有名人となっ た人達が客寄せパンダとなる悪影響についてで、テレビで特に目立ってきている「細木」氏、「美輪」氏、「江原」氏に共通するテレビ局の責任問題である。

  週刊誌だけではなくネット内にも三氏についての批判記事が多く、「詐欺」という言葉がいっぱい飛び交っている。「霊」や「あの世」の話題は誰にも答えが分 からず、責任追及は難しいだろうが、テレビがきっかけで恐怖感に襲われ、借金をして驚くほど高額なお墓を購入したという人達の存在も確かで、訴訟に発展し ているケースも少なくないよう。

 時に素晴らしい話しをされることもあるのに、そんな被害者が出てくることは残念で気の毒なこと。霊感商法とはずっと昔から続いている世界中の問題だが、間違いなく次々に新しい悪徳霊感商法が登場するだろう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net