2007-09-25

期待しながら?  NO 1985


 数日前の新聞に東京の芝「増上寺」法主の大きなお写真が掲載され、徳川家との深いつながりについて興味深い記事が掲載されていた。

 NHKの人気番組である「その時歴史が動いた」で大奥のことが採り上げられ、八代将軍「吉宗」に継承される秘話を観たが、その際にも増上寺内にある将軍達のお墓のことにもスポットが当てられていた。

  法主と言えば誰もがご存じのお方、作家としてのお名前は「寺内大吉」様だが、増上寺のトップにおられるとは我々にとってそれこそ別世界に在されるお人。若 かりし頃にあるテレビの番組でご一緒したことがあり、その時からずっと年賀状をくださっているので恐縮申し上げている。

 一方で、ご仏縁 とは不思議なもの。仏教会や宗教連盟から名誉なことにご指名を受け、葬儀に関する大会のパネラーや講演を担当させていただいたことが何度かあるが、そこで 結ばれることになった高僧の皆様とのご仏縁は、何よりこの仕事に従事してきた私の人生の宝物体験となっている。

 日頃に絶対に会えることの出来ないお方、そんな方々と年賀状の交流で結ばれ、信じられないことだが皆さんが一筆お言葉を添えてくださるのだから年々に宝物が増える。知らない社員達が現物を目に「信じられない!」なんて話題もあった。

 昔、数百枚の年賀状を手書きしていた時代もあったが、ワープロやパソコンの登場で随分と横着をし、お陰で悪筆がひどく進化、墨書き返信なんて絶対に出来ない現在である。

 交流のある人達から達筆な手紙が届くこともプレッシャーとなってしまった最近だが、この「独り言」に誤字脱字が増えたように別の問題も生じているみたい。しかし、何処かの将軍様のように認知症ではないので誤解のないよう。

 さて、新総裁になられた福田氏は群馬県高崎市ご出身だが、高崎市には10回以上行ったことがあり、通過を入れると30数回となる。同業者主催のイベントやホテルでのイベントで講師を担当したこともある。

 ちょっと走れば伊香保温泉があるし、軽井沢の方へ走れば途中に「舌切り雀」にゆかりある磯部温泉もある。

 高崎インターから藤岡ジャンクションを通り長野へ向かう高速道路、すぐに見えてくるのが妙義山だが、その裾野のトンネル部分を走行すると世にも不思議な景観なので、一度はお出掛けをとお勧めの道。それは、言葉で表現出来ないイメージの強烈な山である。

 上州名物は「空っ風」だが、かかあ天下という言葉もある。福田氏の奥様はやさしいイメージの方だが、お母様のパワーは凄かったと聞く。ちょっと冷たい風が吹きそうだが、少なくとも新しい風であることを願っておこう。
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