2008-02-03

ふと考える?  NO 2111


 銭湯で友人である割烹のオヤジと孫談議。互いに認め合う「頑固オヤジ」だが、彼がこれほど豹変?するとは予想外。湯船の中で「孫は、最高の癒しだ」と笑った言葉に共感した。

 銭湯に行く前に観たテレビのニュース、地方での贈収賄事件を報じていた。画面下のテロップに「1000万円」とあったのでびっくりしたら、アナウンサーが「100万円」と発言したのでテロップがミスと分かった。

 このアナウンサーだが、そんなスタッフのミスに気付いて動揺したのかもしれないが、続いて語った検挙者のことで、「**才の女性の女も逮捕」と言ったのでびっくり。間違いなく上司から叱責されただろうと想像する。

 午前中の葬儀を終え、着替えてから式場に戻ると、玄関前で過日に担当させていただいた喪主様とばったり。阿倍野区や東住吉区から参列されたご友人の皆様が衝撃を受けられたそうで、弊社の進行形式に高い評価をくださる感謝のお言葉に手を合わせた。

 その後、所用で大阪空港へ車で入ったが、土曜日だったからだろうか、阪神高速も全く渋滞のない往復で予想外に早く戻ることが出来た。

昨号に「司会」と「年齢」について書いたが、それを読んだスタッフ達が体力のことも配慮してくれたみたいで、夕方に「今晩のお通夜は私達だけで」と電話があった。

 そんなところから近くの蕎麦屋さんで知人達とゆっくり。デザートにイチゴを出してくださり恐縮。今日の番組で奥さんの故郷近くの町営温泉が採り上げられたそうで、「みんなで行きましょう」と盛り上がった。

 さて、ある塾生のブログに「清め塩」について書かれてあった。彼女は葬儀司会者として経験豊富な歴史があるが、エントリーの内容に彼女らしい捉え方を感じて拍手を送ろう。

 毎日、全国で多くの葬儀が行われている。そこで参列者に渡される「清め塩」だが、教義や本山指導から行わない浄土真宗系は別として、土着してしまった慣習として我々葬儀社が用意をし、しなければクレームの対象となる「やっかいな」問題でもある。

 彼女の視点は、それが「非食品」という問題。進んでは地球環境問題につながるキーワードとして考えるべきような思いを抱いた。

 1日に約2700件のご不幸がある。家族葬が増えた現在でも、遺族、親族、参列者の人数を考えると大変なこと。それぞれの人が玄関で「清め」の塩を振り撒いたとして、それが下水からやがて海に流れ込むとは恐ろしいではないか。

 海水がますます塩辛くなるなんて冗談を言っている場合ではない。「非食品」という成分が、海の生態系に及ぼす影響を考える時代。今、「金子みすゞ」さんがおられたら、そんな問題をどのような詩にされるだろうかと興味を覚えるテーマであった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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