2015-01-26

危機管理  NO 4085

シーンの会長のコラムを更新。テーマは著作権について書いておいた。ご興味があればトップページからシーンのHPへどうぞ。

さて、朝早くに地震を伝えるテロップが流れた。午前7時20分、震源地は千葉県東北部だったが、東京都内でも「震度3」の揺れを記録し、関東に在住する孫達が登校前の朝食時でさぞかし驚いただろうと想像する。

前にも書いたが、慣れということは恐ろしいこと。孫との電話で地震のことを話したら、「毎日何回か揺れるけど心配しないよ。慣れているから」と言われたが、そんなマンネリの考え方が怖いのである。

あの東日本大震災が発生した時は2人が幼稚園、1人は小学校にいた時間だったので負傷することなく幸運だったが、その日の夜は学校の体育館に避難を余儀なくされていたので貴重な体験となったと思っている。

どこまで信憑性があるかは不明だが、沖縄の大学教授が御嶽山の噴火を予知していたという記事があった。並行して富士山の噴火の危険性についても指摘されており、そんなことになったら大変だと心配になる。

山裾の地域で湧水が確認されているし、富士五湖の一つの水位が驚く程下がったニュースも記憶に新しいが、ずっと美しい水のあった池も干上がっている事実に危険性につながる兆候かもと思うとゾッとする。

霧島の新燃岳が噴火してから4年が経った。桜島や阿蘇中岳の噴火も続いている。いつ非日常的な事象が発生しても身を守る行動が出来るように備える体制は大切である。

災害についての講演を受講したことがあるが、ライフラインの崩壊、交通機関の不通、物流の致命的なダウン、水や食料の不足、通信の不通、帰宅難民の問題などを指摘されていたが、そんなことまで考えている人は皆無だろう。

しかし、その先生が受講者に切々と訴えておられたのは我が国が世界一の地震と火山列島である事実。いつ何処で大きな地震が発生するか不明だし、想像もしていない場所で火山噴火が起きるかもしれないということだった。

北海道で「昭和新山」という歴史もあるし、伊豆大島や三宅島で全島避難という出来事が記憶にある一方で、雲仙の火砕流の恐ろしさも衝撃だった。

11月に佐賀県の武雄温泉に出掛けたが、当日に購入しようとした新幹線のチケットが満席で3時間遅れとなった出来事があった。連休明けなのに不思議だと思って現地へ行ったら、阿蘇山の噴火によって熊本空港の便が欠航していた影響からと知った。

友人の奥さんが感心する備えを行っている。1週間分の水と食料を備蓄しており、消費と買い足しをしながら賞味期限の問題をクリアしている。また、風呂と洗濯機にはいつも満タンの水を準備しているというのだからびっくりだが、家具も倒れないように固定されているし、旅行先でも非常口の確認をしているそうで災害に対する知識が豊富であり、夫妻から聞く話には大いに学ぶことになって感謝している。

今日の写真は阿蘇山。随分前に撮影されたもので、今回の噴火ではないものである。
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