2014-11-30

こんなことも  NO 4028

知人から蜜入りの美味しいリンゴが届いた。珍しいお菓子や栽培している野菜を送ってくれた友人もあるし、様々なお米を試すのが最近の楽しみと知って、あちこちから新米を送ってくれたので有り難いことだ。

友人がやっている割烹に所用があって立ち寄ると、「珍しいものを食べさせてやる」と彼自身が山で見つけて来た「自然薯」の天ぷらに続いて製作中だという干し柿を出してくれた。

こんな物を食べると体重が増えると思いながらもつい食べてしまうのだからいけないのだが、少しダイエットをしなければならないようになっている。

目と耳におかしな兆候を感じているし、足の冷えも尋常ではなく困っているが、大病を患って奇跡的に回復し、現在まで存命出来ている不思議に手を合わせている。

30数年前、友人から相談を受けて入院中のお父さんの遺言についてアドバイスをしたことがあるが、自分がそんな状態になったらと考え始め、終の準備の中にその重要性について学んでいる。

これまでに担当させていただいた葬儀の中で忘れられないケースがあった。それは故人が晩年を過ごされた闘病生活の中でしたためられた遺言的文章で、葬儀の中で司会者に代読して欲しいというものだった。

葬儀の式場、導師を務めるお寺さん、私が司会するように書かれていたので恐縮したが、参列者に対する会葬御礼の言葉もあった。

ご生前中のご厚誼に対する御礼に続いて残されるご伴侶のことをくれぐれもよろしくといお言葉が印象に残っているが、私もそんな文章をしたためておこうかなと考え始めたこの頃である。

そうそう、その文章の中にもう一つ重要なことが書かれていた。それは「知らせて欲しい方々のリストアップ」があったのと、「知らせないで欲しいという人達のリストアップ」だった。

最近に潮流の家族葬でも「義理的参列者」に対する抵抗感が秘められているが、友人など特別な関係者に参列して欲しいというケースが多く、中にはお通夜が始まる時間帯になって通知の行動をされたこともあった。

あるお通夜での体験だが、喪主を務められたのは他区に在住される娘さん。家族葬で進められていたが、どこからか流れてしまったみたいでご近所の方々が弔問に来られた。

もうお寺さんをお迎えする時間だったが、私を呼ばれてメモを託された。そこには喪主さんと懇意にされているお寿司屋さんの店名と電話番号が書かれてあり、弔問者の人数に合わせてお寿司とオードブルをお願いとあった。

想定外で参列された方々は約40名だったが、導師のご法話が終わると同時に配達されたので安堵した。

さて、深いご仏縁に結ばれる同業者がビジネススクールの講師を担当していた。ブライダルの世界を学ぶ人達に葬儀に関することを教える授業を続け、実際にお寺さんまでご協力を願って本格的なシミュレーションまで行っていた。

そんな彼から全ての講座を終えたという報告と共に、授業風景を収録したDVDが届いていたので明日に開けてみようと楽しみにしている。

今日の写真は佐賀県「武雄温泉」で有名な楼門。東京駅と同じ設計者の作だそうだ。
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