2015-09-04

北国のこと  NO 4301

スーパー白鳥数日前、知人夫婦が北海道旅行から帰り、体験話や土産話を聞いた。千歳空港から南千歳駅で「特急スーパー北斗」に乗り換えて登別温泉へ行ったそうだが、次の日に札幌まで戻って小樽へ行ったというのだから勿体ないような気がした。

それなら函館空港から登別温泉へ行く方が一般的だし、函館の湯の川温泉や洞爺湖温泉、また支笏湖畔のホテルのことを話したら相談するべきだったと後悔された。

一連の火災事故から北海道の特急列車は運転を休止した列車もあるし、最高速度をダウンさせたので所要時間が随分と掛かるようになってしまったが、「特急スーパー北斗」もそうで、昔は札幌と函館間を最速で3時間で結んでいた列車もあったが、今は40分ほど余分に掛かるようになったし、本数が少なくなっているので指定券の入手が難しくなっている。

ご夫妻も「スーパー北斗」の揺れが怖かったと話していたが、何度か利用したことのあるこの列車は本当によく揺れるので恐ろしいが、鉄道事情に詳しい友人に聞くと北海道内では「スーパー北斗」は、まだ軽い方だそうで、「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」「スーパー宗谷」などはもっと揺れると教えてくれた。

「スーパー北斗」の場合はカーブが多いことも原因しているみたいだが、北海道は気動車で振り子式車両という物理的な事情もあるようで、元々路盤の悪い条件の上に高速運転を目的として導入されたこの車両が揺れるという声が多いのもそのためのようだ。

北海道は外国人に人気だそうで、利用するなら指定席を早目に購入しておくべきという話題もあったが、考えてみれば外国から来る人達は旅行会社を通して随分前から予約している筈なので当然の結果かもしれない。

目も足も弱って来ている最近だが、動ける内にもう一度北海道へ行ってみたいと思っており、マイレージで往復航空券が充当出来るみたいなので考え中だが、同じ行くならまだ行ったことのないトマムや富良野へ立ち寄りたいと思っている。

何度も北海道へ行ったことがあるが、ホテルでの仕事や講演などが多く、観光で行ったことはないので札幌、苫小牧、登別、室蘭、洞爺、函館が多かった。

それぞれの地にご仏縁に結ばれる人物がいるのも人生の財産だが、「出会ってくれて有難う」の思いを伝える行脚でもあることになるだろう。

調べてみたら「スーパーとかち」「スーパー宗谷」「スーパー北斗」を利用して600キロ以上も移動することになるので大変だが、2年前の秋に洞爺湖から「スーパー北斗」で函館へ、そこから「スーパー白鳥」で新青森へ行き、八戸と気仙沼の知人に会って一ノ関に戻り、東北新幹線と東海道新幹線を乗り継いで大阪まで戻って来たこともあるのでその半分の距離にもならないだろう。

この時の切符の買い方は洞爺から気仙沼までの乗車券を購入し、帰路は気仙沼駅から大阪市内の乗車券を購入したが、途中下車が可能なので便利であり、乗車券の有効日数を知っておくことも重要である。

前号で「ジパング倶楽部」の手帳の写真を掲載したが、この時も全線で乗車券、特急券、グリーン券の3割引きが適用されたので随分と大きかった。

夫婦で年会費は6290円と少しなので、東京や九州を往復する前に入会すればお釣り以上の得なのでお勧めであり、冒頭の夫妻にアドバイスをしたら「知らなかった」と言われて勿体ない気がした。

今日の写真はその時に函館から新青森へ向かう時に青函トンネルを走行した「特急スーパー白鳥」を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net